北京という街をこんなに鮮烈に描いた本、初めてです。著者の菖蒲さんの「人生エンジョイ勢」ぶりが本当に素晴らしい。夫の単身赴任に渋々ついていった中国での生活が、こんなにダイナミックで楽しいエンタメになるなんて。 自営業の私たちは世間の変化に敏感じゃないといけませんが、この本は中国というマーケットの「今」を肌感覚で感じさせてくれます。高級レストランから路地裏の屋台まで、実在の街の息遣いが伝わってくるんです。単なる駐妻エッセイじゃなく、異文化に対する真摯な観察力と、それでも自分らしさを失わない柔軟さが光っています。 笑いどころも満載で、一気読み確定。北京のカオスな交通事情の描写なんて、本気で爆笑しました。愛犬ペイペイとの日常も可愛らしく、人間ドラマとしても上質です。これからもっと中国に関わる仕事が増えそうな気がするので、背景知識として最高。話題作チェックの習慣が正解だったと改めて実感です。