れんの本棚
感想

羽生結弦選手についての本を手に取るのは実は初めてでしたが、これは単なるファン向けの本ではありませんでした。著者の宇都宮直子さんがスケートという芸術性の高い競技を通じて、人間の本質や生きることの意味について問いかけていく様子が非常に知的で魅力的です。 特に印象的だったのは、2万字を超える羽生選手へのインタビューです。メンテナンス中の取り組みやアスリートとしての矜持、そして震災への思いまで、非常に深い内容が語られています。教育現場で子どもたちと向き合う私にとって、「生きることの意味」や「幸福感」についての言葉は、思わず立ち止まって考えさせられるものばかりでした。 スケート技術の細かい解説ばかりではなく、その美しさがなぜ人の心を動かすのかという本質的な問いが一貫して流れているので、競技自体に詳しくない読者でも引き込まれます。話題の人物について知りたい、かつ本質的な思考を深めたいという私のような読者には、まさに最適な一冊です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ