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強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考

井上慎平 ダイヤモンド社 2025年3月13日

感想

最近、SNSで話題になっていたこの本をようやく読み終わった。正直なところ、ビジネス書のような帯や出版社を見て「また成功法則本か」と少し構えていたのだが、開いてみると予想と全く違う内容だった。 著者が鬱を経験する過程で気づく、「強さ」を追い求める文化への違和感。これは仕事柄、常に成長や効率性を求められる自分たちの世代にとって、実に痛切な問題提起である。成長し続けることが当然とされ、弱さを隠すことが求められる資本主義社会。その閾値の中で多くの人が疲弊していることを、この本は明確に指摘している。 特に心に残ったのは、著者が「何もできない地獄」から学んだ視点だ。仕事が人生のすべてではないこと、無理なく続けられることの大切さを改めて考えさせられた。41歳という人生の折り返し地点にいる自分にとって、今後の人生設計を見つめ直すきっかけになった。 もう一度、自分の「頑張り方」について問い直してみる価値は十分ある。

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