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キングダム2 遥かなる大地へ 映画ノベライズ

キングダム2 遥かなる大地へ 映画ノベライズ

原 泰久 / 藤原 健市 集英社 2022年7月8日

感想

映画の公開に合わせて手に取った映画ノベライズ版。まず驚いたのは、映画『キングダム2』がこれほどまでの大規模製作だったということです。蛇甘平原での決戦という新たなステージ、前作を凌ぐスケール—読みながら映像がありありと浮かんできました。 ただ正直なところ、ノベライズとしては可もなく不可もなく、という印象です。映画の流れを丁寧に追っているのは確かですが、活字だからこそ表現できるキャラクターの内面描写や、細微な心理描写がやや浅い。戦闘シーンの臨場感も、映像あってこその映画の魅力を、無理矢理文章に落とし込んでいる感がぬぐえません。 とはいえ、映画未見で物語を先に知りたい方や、映画を見た後に改めてストーリーを辿りたい方にとっては、十分に機能する一冊だと思います。原作漫画のファンなら、この壮大な実写化がどう展開していくか、事前情報として読む価値はあるでしょう。話題作ですから、チェックしておいても損はありません。

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