友人が消防設備士の資格を目指すって聞いて、どんな参考書なのか興味本位で手に取ってみました。正直、私にとっては専門的すぎる内容なんですけど、このテキストの構成は結構工夫されてるなって思いました。 テキストを読んで過去問を解く、という流れは試験対策としては理にかなってますし、複数の類似問題をまとめた[編]印や頻出問題の[★]印といった工夫も、効率的に勉強したい人にはありがたいんだろうなって感じます。実際の出題傾向に合わせて編集されているらしいので、試験に必要な知識がしっかり網羅されてそう。 ただ、私みたいな素人が読むと、正直なところ「普通の参考書だなあ」という印象で。特に心を掴まれるような工夫があるわけでもなく、でも試験対策の参考書としてはきちんと役目を果たしてる、という感じです。受験生からしたら評価は高いんだろうけど、一般読者には地味ですね。
最近登録された他の本の感想
2026年08月11日
SNSで話題の黒猫ろんのシリーズ、8巻目ということで手に取ってみました。相変わらず可愛らしい黒猫さんの日常が描かれていて、ほっこりできる一冊です。 ろんと、まめ、みた、しんばという個性的なキャラクター達の関係性がさらに深まってきたのが良いところ。毎回の絵日記はもちろん、描き下ろしや写真コラムも充実しているので、ボリューム感はあります。キャラが立っていて、見ていて癒やされるのは確かですね。 ただ、8巻まで来ると、構成やテンポの面でちょっとマンネリ感が出てきた気がするのは正直なところ。新しい展開や驚きがあまりなく、「いつもの可愛さ」を繰り返しているような印象を受けました。もちろんそれが好きな人には最高だと思いますが、私としては「あ、またこんな感じか」という感覚に。 気軽に流し読みできて、黒猫好きさんには嬉しい一冊。でも新しい魅力を求めている読者には、ちょっと物足りないかもしれません。
2026年08月04日
親友が妊娠したときの、ちょっと複雑な感情を言語化できたことに感動しました。この作品は、そういう微妙な心境を丁寧に描いてくれるんです。 主人公の由良は、独身で子どもがいない人生を選んだ人。そこに親友の妊娠という出来事が起きて……という設定だけ見ると、何か説教的な話になるのかと思いきや、全然違う。むしろ、人生の選択肢って複数あって、どの道を歩んでも、その先には葛藤とか喜びとか、複雑な感情が待ってるんだなって痛感させられます。 紗倉まなの筆致が本当に素敵で、日常のつまらなさや退屈さの中にも、ちゃんと人間らしい温かみがあるんですよ。読みやすいのに、後からじわじわ心に残る感じ。大学の講義の合間に読んでも、本気で考えさせられます。 狂気と正気が混在するような世界観、って帯に書いてありますが、本当にそう。でも不気味なんじゃなくて、なんだか優しい。気軽に読めるようで、実は深い。そういう作品が好きな人に、特におすすめです。
2026年08月01日
このシリーズ、本当に好きで毎巻楽しみにしてるんですよね。11巻も期待を裏切らず、相変わらず癒されまくりでした! 山での日常がこんなに面白いって、やっぱり佐野さんの目線と、個性的なキャラたちの関係性があるからこそだと思う。中華料理に淡水魚釣り、そして巨大なもふもふたちとの予想外の交流…平凡に見えて、こんなに笑顔になれるエピソードの連続がたまりません。ニワトリやトラネコ、そして新しく登場する動物たちのリアクションも最高。 書き下ろし短編も2本収録されてるのが嬉しい。本編では拾いきれなかった細かなエピソードが読めるから、シリーズ好きにはほんと得した気分になります。残暑を楽しむって雰囲気も良くて、季節感まで一緒に味わえるような感じ。 日常って退屈だと思ってた時期もあるけど、この本を読んでると自分たちの日常にも面白さって絶対あるんだなって気付かせてくれる。気軽に、でもあたたかく読める、そんな一冊です。次巻も待ってます!
2026年07月04日
ジニという一人の女性を通じて、アイデンティティって本当に複雑だなって改めて感じさせられた。東京、ハワイ、オレゴンと場所を移されるたびに、彼女がどう自分と向き合っているのかが細かく描かれていて、読んでいて息苦しさと同時にどうしようもない共感があった。 朝鮮語がわからないまま朝鮮学校に通う葛藤、二つの言語の狭間で生きることの辛さ—こういった具体的な経験って、正直なところ自分と遠い世界だと思ってた。でもジニの視点で物語が進むにつれて、「居場所を探す」「何者かになりたい」という普遍的なテーマとしてぐんぐん引き込まれていった。 構成も工夫されていて、過去と現在が交錯しながら一つのパズルのピースが揃っていく感じがいい。群像新人文学賞受賞作だっていうのも納得できる完成度だと思う。気軽に読める本とは言いがたいけど、一気読みしてしまった。もやもやした感情を抱えたまま終わることになるけど、その余韻がずっと残る。そういう読書体験も好きだ。
2026年06月17日
家庭裁判所の調査官補として働く主人公を通じて、一つ一つの事件の背景にある家族の複雑な事情が丁寧に描かれていく。窃盗、ストーカー、親権問題…一見すると問題のある人たちの話なのに、どうしてこんなに心が揺さぶられるんだろう。 柚月裕子さんの作品は、登場人物たちの内面を本当に丁寧に掘り下げるんだなって改めて感じました。誰もが何らかの傷や苦しみを抱えていて、その人の行動って実は複雑な背景があるんだっていうことを教えてくれます。主人公の大地も、最初は戸惑いながら、人々に「寄り添う」ことの大切さを少しずつ学んでいく過程が素敵でした。 重いテーマを扱っていながらも、読みづらくなくスイスイと進む。軽めの小説を読むみたいな感覚で、でも心には深く残る…そんな一冊です。大学で法律を勉強している身としても、司法制度をより身近に感じられたし、将来について考え直すきっかけもくれました。気軽に、でも意味深く読める素敵な作品です。
2026年06月14日
ChatGPTとかよく使ってるけど、正直いまいち使いこなせてない...そんなモヤモヤを持ってたときにこの本を手にしました。 AIツールを使う側になるために何をすべきかが、すごくシンプルにまとめられてるんです。難しい理論とかじゃなくて、実際の学習方法とか、AIとの付き合い方みたいな実践的なことばかり。忙しい大学生活の中でも取り組めるような工夫がいっぱい詰まってて、そこが良かった。 特に「インプットが100倍になる」っていう触れ込みも大げさじゃなくて、プロンプトの工夫とか、AIをちょっと違う角度から使ってみるだけで本当に質の高い回答が返ってくるようになるんだなって実感しました。 ただ、内容がビジネスパーソン向けのテイストが強いから、学生の私からするとちょっと遠い例もあったかな。でもAIスキルって今後必須っぽいし、今のうちに基礎を押さえられたのは大きい。気軽に読める系の本じゃないけど、サクサク読み進められるから、興味がある人には結構おすすめです。
2026年06月12日
タイトルの「悪女たちのレシピ」に惹かれて手に取りました。毒々しい雰囲気の短編集で、登場人物たちが繰り広げる不可解な行動や秘密が次々と明かされていく構成は、確かに魅力的です。 各編ともダークなテーマを扱っていて、一見するとドロドロとした人間関係の話かと思いきや、意外な展開もちょくちょくあります。特に「見つめていたい」はストーカーという怖いテーマながらも、後半で引っ張られました。 ただ、全体的に「短編だからかな」と感じるのは、キャラクターの心理描写が少し浅いような気がしたこと。もっと登場人物たちの内面に深入りしたいのに、短い話数の中ではどうしても限界があるのかもしれません。六篇あるので、もう少し厚みのある作品があってもよかったかな…という印象です。 気軽に読めるダークな短編集が好きな人には楽しめると思いますが、心理サスペンスとして濃い読み応えを期待すると、ちょっと物足りないかもしれません。
2026年06月10日
中米への旅を計画してから、このNational Geographicの地図が欲しくて購入しました。実際に手にしてみると、想像以上に素敵です! サイズがちょうどよくて、壁に貼るのにぴったり。細部まで丁寧に描かれているので、眺めているだけで中米の地理や国々の位置関係が自然と頭に入ってきます。色合いも落ち着いていて、インテリアとしても部屋の雰囲気を邪魔しません。 正直なところ、地図だから特別な楽しみ方があるわけではないですが、実用性と美しさが両立しているところが好きです。旅の計画を立てるときに重宝しますし、「あ、ここは山が多いんだ」とか「こんなに離れてるの?」みたいな発見もあります。 小説やエッセイばかり読んでいる私にとっては珍しい選択肢でしたが、視覚的に情報を得られるのって意外と面白いんだなと気づきました。旅好きな人、地理に興味がある人はもちろん、壁に何か飾りたいなと思ってる人にもおすすめです。
2026年06月09日
SUPER BEAVERの渋谷龍太さんのエッセイ集ということで、どんな内容だろうって手に取ってみたら、本当に良い意味で期待を裏切られました。音楽活動で培った表現力が、文章でも遺憾なく発揮されてるんです。 エッセイのどれもが日常のちょっとした違和感や、誰もが感じたことありそうな感覚を独特の視点で切り取ってて、くすっと笑えたり、ちょっと考えさせられたり。タイトルの付け方も秀逸で、「この気持ちフロム塩化ビニール」とか「イッツマイノットマイフェイバリット」みたいなセンスが随所に光ってます。 収録されてる新作小説も「幸せ」や「夢」っていう普遍的なテーマなのに、著者ならではの優しさとユーモアが込められてて、さらりと読めるのに心に残ります。気軽に読める軽さと、ちゃんと考えられた深さが両立してる感じが気に入りました。 大学生の私たちが頭の中でぐるぐる考えてることを、こんなに上手く言葉にされると「あ、これ分かる」って感覚になって、めっちゃ共感できます。気持ちよく読み終えられる一冊です。
2026年06月08日
「強盗殺人犯の弟」という重いテーマなのに、一気読みしてしまいました。兄が獄中から月に一度送る手紙を通じて、弟の人生がどう変わっていくのかという構図がシンプルなのに、その奥底に流れる絆や苦悩の深さにどんどん引き込まれていく感じ。 特に心に残ったのは、恋愛や就職といった誰もが経験する人生のターニングポイントで、弟がどうしようもない「運命」と向き合う場面。罪を犯した家族を持つことの苦しみって、本人たちの努力では解決できない部分があるんだなって改めて考えさせられました。 でも、この本が単に暗いだけじゃないところが好き。兄と弟の関係性とか、周りの人たちとの繋がりの中に、ちゃんと温かさとか希望みたいなものが感じられるんです。気軽に読める文庫本の雰囲気なのに、読んだ後にしばらく考え続けてしまう。こういう「心に残る小説」を探してた私にぴったりでした。人生について深く考えたくなったときに、誰かに勧めたい一冊です。
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