みくの本棚
ネタバレあり

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下村敦史 光文社 2026年4月22日

感想

最近、新聞の書評欄で話題になっていたので手に取ってみました。巻頭にネタバレが書かれているという、かなり変わった試みの作品ですね。 正直なところ、このコンセプトは面白いと思います。ミステリーの常識をぶち破ろうという意気込みが伝わってきます。ただ、実際に読んでみると、その斬新さが必ずしも面白さに直結しているとは感じられませんでした。 作中作と現実の事件が絡み合う構造は複雑で、何度か読み返す箇所もありました。パート帰りに疲れた状態で読むには、ちょっと頭を使う必要があります。話題の本だからと期待を持って読むと、肩透かしを食らうかもしれません。 ただ、新しい表現方法に挑戦する著者の姿勢は尊敬します。ミステリー好きな友人たちと「あれはどういう意味だったのか」と議論するのは楽しかった。そういう意味では、読後に余韻が残る作品ですね。特に好きという訳ではありませんが、今どきの本はこういう試みをしているんだと知るには値する一冊だと思います。

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