名探偵の顔が良い2

名探偵の顔が良い2

森 晶麿

出版社:新潮社 出版年月日:2026/02/28

新潮社 | 2026/02/28

3.83
本棚登録:8人

みんなの感想

感想

SNSで話題になってるのを見かけて気になり、シリーズ1作目から一気読みしました。そしてついに2巻!期待値が高かったんですけど、期待以上でした。 天草茅夢という推しキャラの魅力が本当に最高で、容姑・頭脳・料理スキルの三拍子揃ったキャラって設定だけで既にポイント高いのに、その設定を実際に物語で活かしてくれるんです。推し活する側の視点で物語が進むので、読んでいて自分も一緒にドキドキしてる気分になれます。 ミステリとしても、毎話の謎解きがちゃんと面白いんですよ。手料理で事件を解く、っていう独特な世界観も新鮮だし、ジャンクな料理描写も含めてエンタメ性が高い。推し活とミステリの融合って聞くと変に思えるかもしれませんが、全然違和感なく楽しめます。 話題になるだけのことはあるな、って感じました。続きも絶対読みたい。

感想

孫から「いま話題らしいよ」と勧められて手にした一冊です。正直なところ、こういった現代的なミステリーがどうなのかと懐疑的でしたが、読み始めたら思わず引き込まれてしまいました。 探偵の天草茅夢という人物が実に魅力的で、容姿も頭脳も料理の腕も優れているというのは、いかにも今どきの話ですが、それが自然に描かれているのが良い。各章の事件の謎解きも適度な難易度で、退職後の私でも十分に楽しめます。 何より気に入ったのは、このミステリーの随所に忍ばせられた「推し活」という現代的なテーマと、手作り料理という温かみが共存しているところです。八十歳の身としては、若い世代がこんなことを考えながら日々を過ごしているのかと、少し世間が見えた気もします。 文庫本という形式も読みやすく、一気に読み進められました。続編があるというのも嬉しい。世間で話題になっているのも納得できる、実に良くできた作品だと思います。

感想

前作が面白かったので、続編も期待して手に取りました。推しキャラへのドーパミン中毒という設定は魅力的だし、ミステリと恋愛感情を絡める試みも悪くないんですが…正直、ちょっと散漫な印象を受けてしまいました。 各エピソードはそこそこ面白いんですけど、謎解きの部分がやや単調というか、パターン化してるような気が。「推しの名推理」「推しの手料理」という二つの要素を推しの魅力として何度も繰り返す構成が、中盤から少し飽きてきちゃったんです。 また、怪盗炒飯というストーリー線も、もう少し膨らみがあると良かったなという感じ。ただ事件を解いていくだけじゃなくて、主人公の「推し」への感情の変化とか、もっと深掘りしてくれるとグッと来るのに。 軽く楽しむミステリとしては十分なんですが、続編ということで期待値も高かったぶん、ちょっと物足りなさが残ってしまいました。次があるなら、もう少し構成を工夫してくれると嬉しいです。

感想

気軽に楽しめる推理小説を探していたので、この本はまさに当たりでした。医療の現場で日々ストレスを抱える毎日ですが、こういう軽やかで遊び心のある作品に出会うと、心がふわっと軽くなる感じがします。 主人公が推し活をしながら事件を解決していく設定が何ともユニーク。その気持ち、わかる気がします。私たちだって推し活のドキドキは人生の栄養ですから。そして天草茅夢というキャラクターの描き方が秀逸で、登場するたびに「ああもう」って顔がほころんでしまいます。 面白いのは、ミステリとしてもちゃんと成立しているところ。謎解きの快感と、推し活のときめきが上手に融合していて、両者のバランスが絶妙です。ジャンクな手料理という設定も遊び心があって、読んでいて思わず笑ってしまうシーンがたくさん。 第2巻とのことですが、前作を読んでなくても十分楽しめました。忙しい日常の合間にちょこちょこ読むのに最適。次の巻も気になります。

感想

このところ世間で話題になっているこの作品、ようやく読むことができました。なるほど、こういった趣向の小説があるのですね。 72年生きてきた老人にとって、「推し活」という概念自体が新鮮で、その視点から物語が展開されるのは興味深い。若い世代がどのような感覚で好きな人物に心を寄せるのか、その心理描写が巧みです。一方、本編の肝である謎解きの部分もしっかりしていて、単なる応援小説ではなく、ちゃんとしたミステリとして成立している点が素晴らしい。 探偵・天草茅夢のキャラクターも立っていますし、何より随所に登場する料理の描写が実に味わい深い。年を重ねた私でも、思わず「食べてみたい」と思わせる力があります。これは著者の技量でしょう。 文庫版という手軽さもあり、つい続きが気になって一気読みしてしまいました。話題作というのは伊達ではないということでしょうか。若い世代からシニア世代まで、幅広く楽しめる一冊だと思います。次巻も注視しておきたいですね。

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