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上月城忠義 北近江合戦心得(〈七〉)

上月城忠義 北近江合戦心得(〈七〉)

井原 忠政 小学館 2026年3月6日

感想

最近、話題の本をよく人に勧められるので手に取ってみました。この『上月城忠義』は累計30万部を突破した人気シリーズの第7巻とのこと。豊臣秀吉の成り上がりを元浅井の視点から描くという、なかなか珍しい角度の歴史冒険小説です。 読んでみて驚きました。戦国時代の激動の中で、主人公・与一郎がいかに葛藤し、選択を迫られるのかが実に丁寧に描かれているんです。黒田官兵衛と竹中半兵衛という双璧の軍師が登場する上月城の戦いは、歴史の教科書では数行で済まされてしまう出来事ですが、この作品ではそこに人間ドラマが息づいている。 70代の身ですが、こういう歴史冒険小説はボランティア活動の合間の息抜きに最適です。義を重んじる登場人物たちの姿勢は、今の私たちが忘れかけている大切なものを思い出させてくれます。シリーズを通して読む価値のある、質の高い文庫本だと感じます。

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