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感想

本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』の続編と知って、すぐに手にしました。72年生きてきた中で、こうして続きが読める喜びを感じるのは久しぶりです。 三つの物語が織り成す構成が見事でした。前作では語りきれなかった登場人物たちの心の奥底が、丁寧に、そして温かく描かれている。特に教師・北原の過去に向き合う場面では、人生経験を重ねた身として、胸が詰まりました。誰もが心に秘めている、言葉にならない思いというものがあるものです。 編集者たちが才能と向き合う「星を編む」の章は、私がボランティアで若い世代と関わる際のヒントにもなりました。人を育てる、その営みの尊さが伝わってきます。 何より感じたのは、この作品全体を貫く「愛」への向き合い方です。完結ではなく、その先へ続いていく人生の営み。そうした現実的でありながらも、星のように希望に満ちた結末に、私は深く満足しました。話題の本を読むことの喜びを改めて感じさせてくれた一冊です。

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