文子の本棚
感想

最近、パート先の若い子たちが「生きづらい」とか「自分らしくいられない」なんて言ってるのを聞いて、ああいう時代なんだなあって思ってたんです。そんなときにこの本を手に取ってみたら、難しい哲学なのに不思議と心に響きました。 デリダだとかフーコーだとか、名前は聞いたことあるけど難しそうだなあって避けてた思想家たちのことが、こんなに分かりやすく説明してもらえるなんて。何より驚いたのは、これらの考え方が実生活と直結してるってところです。「ついでにやる」とか「二項対立で考えない」とか、そんなシンプルな言葉で示されるから、66歳の私でもしっくりきます。 年をとると「こうあるべき」という枠をかぶってしまいがちですけど、この本を読んでると、もっと自由に考えてもいいんだなって気づかされます。気軽に読める新書なのに、人生を違う角度から見つめ直させてくれる。小説を読むのと同じくらい楽しい読書体験でした。

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