莉子_booksの本棚
薫る花は凛と咲く(22)

薫る花は凛と咲く(22)

三香見 サカ 講談社 2026年3月9日

感想

シリーズの重要な転換点を迎えた22巻。話題作ということで手に取りましたが、正直なところ可もなく不可もない、という感じでした。 夏祭りの花火を背景にした二人の関係が露見するという劇的な展開は魅力的です。ただ、そこから先の学園側の対応や、大人たちが巻き込まれていくという流れが、少し予定調和的に感じられてしまいました。個性的なキャラクターたちが揃っているのに、危機的な状況での反応がテンプレート的というか。 公務員という職業柄、人間関係のしがらみや組織内の圧力みたいなテーマには敏感なのですが、この巻ではそういった深い葛藤よりも、とにかく話を進めることを優先しているような印象を受けました。確執が「大きな転機」を迎けるというフレーズには期待したんですけれど。 シリーズを追い続けている読者には重要な一冊なんでしょう。でも単体で評価すると、中盤の山というより中だるみ感が否めません。次巻の展開次第で評価も変わるかもしれませんが、今のところは様子見というところです。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ