月曜日の抹茶カフェ
宝島社 | 2023/06/06
みんなの感想
本屋大賞の常連・青山美智子さんの新作ということで、発売直後に手に取りました。『木曜日にはココアを』シリーズの続編ということもあり、期待は高かったのですが、見事に期待を上回られました。 月曜日だけ営まれる「抹茶カフェ」という設定が素敵です。東京と京都を舞台に、人生で迷ったり疲れたりした人たちが、一杯の抹茶と誰かの何気ない言葉で前に進むーーそういうシンプルながら心に届くストーリー構成が、このシリーズの魅力なんだと改めて感じます。 登場人物たちの悩みが本当に身近なんです。仕事でうまくいかない、人間関係がぎくしゃく、時代に取り残されたような不安。公務員の立場で働いていると、こうした迷いや焦りを感じることは多いので、自分ごとのように読み進められました。 文庫本というのもポイント高いです。通勤時間の片手間読みにちょうどよく、でも内容は十分に深い。忙しい日常の中でも、このカフェのような「ほっ」とできる空間を与えてくれます。12ヵ月の物語なので、季節とともに読み進めるのも素敵かもしれません。
月曜日の抹茶カフェは、仕事で疲れた心がふっと軽くなるような一冊でした。青山美智子さんのシリーズ作品ということで手に取ったのですが、期待以上の温かさに包まれながら読み進めることができました。 東京と京都を舞台に、月曜日だけ営業する抹茶カフェを訪れるいろいろな人たちの物語。携帯ショップの店員さんから京都の老舗女将さんまで、誰もが何らかの悩みを抱えているんですね。でも、その悩みが特別な解決策で消えるわけではなく、誰かの何気ない言葉や出会いで、じわじわと前を向いていく。そこが素敵だなって感じました。 公務員をしていると、毎日が結構ルーティンで、ついつい気持ちがすさみがちなんです。そういう時期こそ、こういう優しい話を読むと心が落ち着く。一杯の抹茶の時間がこんなに大切なんだなって気づかされます。シリーズおなじみのメンバーも登場するので、前作を読んだ方はもちろん、初めての方でも十分に楽しめると思いますよ。
青山美智子さんのシリーズ続編ということで、期待を持って読み始めたんですが、期待通り素敵でした。 月曜日だけ営業する抹茶カフェを舞台に、様々な人生の悩みを抱えた人たちが登場するんです。携帯ショップの店員さんから京都の老舗女将さんまで、登場人物たちのストーリーがそれぞれ丁寧に描かれていて、読んでいて「あ、このキャラクター分かるな」って共感することばかり。自営業をしている身としても、時代に取り残されていく不安感みたいなものにはグッときました。 何が良いかって、誰かの何気ない言葉が誰かの背中を押しているっていう、その繋がりの描き方が本当に素敵なんです。東京と京都が舞台になっているのも、ストーリーに奥行きが出ているしね。 気軽に読める文庫本ながらも心がじんわり温かくなる。仕事で疲れた月曜日の夜に読むのに最適な一冊です。シリーズを読んでなくても楽しめると思いますが、既読なら絶対シリーズ通して読むことをお勧めします。