青山美智子さんのシリーズ続編ということで、期待を持って読み始めたんですが、期待通り素敵でした。 月曜日だけ営業する抹茶カフェを舞台に、様々な人生の悩みを抱えた人たちが登場するんです。携帯ショップの店員さんから京都の老舗女将さんまで、登場人物たちのストーリーがそれぞれ丁寧に描かれていて、読んでいて「あ、このキャラクター分かるな」って共感することばかり。自営業をしている身としても、時代に取り残されていく不安感みたいなものにはグッときました。 何が良いかって、誰かの何気ない言葉が誰かの背中を押しているっていう、その繋がりの描き方が本当に素敵なんです。東京と京都が舞台になっているのも、ストーリーに奥行きが出ているしね。 気軽に読める文庫本ながらも心がじんわり温かくなる。仕事で疲れた月曜日の夜に読むのに最適な一冊です。シリーズを読んでなくても楽しめると思いますが、既読なら絶対シリーズ通して読むことをお勧めします。