愚か者の疾走

愚か者の疾走

西尾潤

出版社:徳間書店 出版年月日:2025/11/11

徳間書店 | 2025/11/11

4.25
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

映画化で話題になっているのを見かけて、つい手に取ってしまいました。前作『愚か者の身分』は未読だったのですが、本作だけでも十分に引き込まれました。 三年の時を経て、再び動き始める物語。マモルの静寂に満ちた日常から一転、タクヤからのメールによって過去が蘇る緊張感がたまりません。二人の男が背負う運命と再会のシーン、そして信頼と疑念が交錯する心理描写がとても丁寧に描かれています。 公務員生活で日々の業務に追われていると、こういう危機一髪の物語はリアルから一度足を踏み出させてくれる心地よさがあります。映画で見た俳優たちの演技をイメージしながら読むと、より一層物語の世界に没入できました。 ページをめくる手が止まらなくなる、そんな一冊です。続編を読むなら前作も遡ってみたいと思わせる、キャラクター設定の厚みがあります。話題作として納得の傑作です。

感想

仕事の疲れを癒すために手に取った一冊でしたが、予想以上に引き込まれてしまいました。前作『愚か者の身分』を読んでいたので、続編がどう展開するのか気になっていたんです。 医療現場で毎日いろいろな人間関係を目にしているせいか、この作品に登場する人物たちの葛藤や選択に、妙に心が揺さぶられました。特にタクヤとマモルの関係性が、あれから三年経ってどう変わったのかという部分は、本当に気になって一気読みしてしまいました。 バンコク国際映画祭で受賞した映画版も見てみたくなるほど、キャラクターたちが生き生きとしていて、読みながら映像が浮かぶようです。文庫本で手軽に読めるのも、忙しい日常の中での息抜きにぴったりでした。 ドラマティックな展開の中にも、人間らしい温かさが感じられるストーリー。年代を問わず、きっと多くの人に愛される作品だと思います。医療従事者だからこそ感じる、人間ドラマとしての深さもあり、本当に読んで良かった。

感想

映画化で話題になってるからって読んでみたんですけど、正直言うと期待値と現実のギャップがありました。 前作『愚か者の身分』の続編ということで、タクヤとマモルの関係性がどう発展するのか気になってたんです。でも読んでみると、ストーリー的には予想できる範囲内の展開が多くて、そこまでハラハラ感がなかったっていうか。 ただ、登場人物たちの人間関係とか心情描写は結構リアルで、そういう部分は引き込まれました。特に三年経って変わった二人の関係性みたいなのは興味深かったです。文章も読みやすくて、テンポよく進むから退屈にはならないんですよ。 映画の影響もあるんでしょうけど、本として読むと映画のビジュアルインパクトに頼ってるところがあるような気がします。活字だけで勝負するなら、もう少し深掘りがあってもよかったかな。 つまり、まあまあ面白いんだけど、すごく面白いってわけでもない、そんな感じです。映画が好きなら本も読んでみるといいと思いますよ。

感想

映画化で話題になっているこの作品、待ち望んでいた続編がようやく文庫化されました。前作『愚か者の身分』を読んでいたので、その後の物語が気になっていたんです。 三年の時を経て、静かに暮らしていたマモルのもとに届いた一通のメール。それが全てを動かし始める──というシンプルながら強力な設定に、一気に引き込まれました。逃げ切ったはずの過去が、想像もしない形で立ち現れる緊張感がたまりません。 北村匠海さんや綾野剛さん等の演技が話題になっているということを知ってから読むと、登場人物たちの心情描写がより深く感じられます。彼らがどんな表情でこのシーンを演じるのか、無意識に想像してしまいますね。 人生を変えようとする者たちの葛藤と決断、そして時間が淘汰するもの──そういった普遍的なテーマが、現代的な設定の中で鮮烈に描かれていて引き込まれました。文庫本という手軽さも、これから映画を観る前後に読み返したくなる作品です。

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