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水鏡推理VIII マイクロプラスチック(8)

水鏡推理VIII マイクロプラスチック(8)

松岡 圭祐 KADOKAWA 2026年2月25日

感想

最近SNSで話題になっていたマイクロプラスチック関連のニュースが気になって、手に取ってみました。シリーズ8作目ということで少し躊躇しましたが、この1冊で充分に楽しめました。 現代の「健康不安ビジネス」をテーマにした設定が秀逸です。マイクロプラスチックという実際に社会問題化している素材を題材にしながら、その不安につけ込む商業的思惑をミステリーとして描いている点に、思わず引き込まれてしまいます。公務員の立場としても、行政が直面するこのような複雑な問題への向き合い方がリアルに感じられました。 水鏡瑞希のキャラクターが素敵で、厚労省の佐久間英里子とのやり取りも自然。科学知識がベースになっていながらも、難しすぎず読みやすいのが良いですね。 一つ挙げるなら、終盤の解き明かし方がやや駆け足気味に感じたので、もう少しじっくり読みたかったところです。ですが、トレンドの健康ビジネス問題を知的に楽しく学べる、充実した一冊でした。

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