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感想

『徒然草』第三巻を読み終わって、やはり古典というのは難しいという感覚を改めて強くしました。 この巻は第111段から182段までを収録していて、特に第137段の「花はさかりに」は確かに秀逸です。美と無常について語る部分は、何度も読み返してしまうほど引き込まれました。また第175段で酒について具体的に述べている箇所も、日常生活に根ざしていて理解しやすかったです。 ただ正直なところ、全体としてはやや単調に感じてしまいました。段によってボリュームがばらばらなので、流れを掴みにくい部分があります。確かに行間に兼好の個性が見え隠れするという評論家の指摘も分かりますが、それを読み取るにはもっと深い読み込みが必要なのかもしれません。高校生の自分が一度読んだだけでは、中には知識をそのまま記録した段は、ただの情報として流してしまいます。 古典として価値があることは理解できますが、現代の私たちにとって何を語りかけているのか、もう少し明確に感じたかったというのが正直な感想です。もう一度、時間をかけてじっくり向き合ってみる価値はありそうですが。