サピエンス全史 上

サピエンス全史 上

ユヴァル・ノア・ハラリ / 柴田 裕之

出版社:河出書房新社 出版年月日:2016/09/09

河出書房新社 | 2016/09/09

4.50
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

新社会人になって、仕事の合間に読み始めたのがこの本です。最初は漫画ばかり読んでいた自分が、こんな分厚い歴史書に手を出すなんて、と少し迷いましたが、レビューの評価が高かったので思い切って購入しました。 正解でした。ホモ・サピエンスがなぜここまで栄えたのか、という根本的な問いに対して、著者の仮説は本当に説得力がある。虚構が人間を結びつけ、文明を作ってきたという考え方は、会社で感じる様々な規則や制度を見る視点が変わります。国家も企業も貨幣も、突き詰めると人間が作った「嘘」なんだという指摘は、新入社員の自分にとって衝撃的でした。 ただし、情報量が本当に多いので、一度の読書では全部を理解できないかもしれません。自分も何度か読み返している箇所があります。でも、だからこそ読む価値がある。人類史を俯瞰する視点を持つことで、日々の仕事や人間関係を少し違う角度から考えられるようになった気がします。躊躇している人には、ぜひ挑戦してみてほしい一冊です。

感想

話題の本だから一度は読んでおこうか、くらいの軽い気持ちで手に取ったんですが、思いのほか引き込まれてしまいました。 ホモ・サピエンスがなぜここまで繁栄したのか、という素朴な問いに対して、著者は「虚構の力」という切り口で説明していく。国家も貨幣も企業も、実は人間が創り出した共通の物語に過ぎない、という視点は確かに目からウロコです。自営業やってると、実務的な部分で日々奮闘しているわけですが、そういう現実的なビジネスの背景にある壮大な歴史的文脈が見えてくるのは興味深い。 分量が多いうえに、時間軸も空間的スケールも大きいので、読み始めは少し気力がいります。でも一度ペースをつかむと、人類史の大きな流れを俯瞰する面白さにすっかりハマってしまう。専門的な記述もありますが、基本的には一般向けに書かれているので、特別な知識がなくても楽しめるのが良い。 上巻を読み終わった今、下巻も当然読み進めたくなっています。人類史を広く学びたい人、思想書が好きな人にはまず間違いなくお勧めできる一冊ですね。

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