めしのせ食堂

めしのせ食堂

山口 恵以子

出版社:小学館 出版年月日:2026/05/01

小学館 | 2026/05/01

3.00
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

話題になっていたこの本を、ようやく手に取りました。正直なところ、「ご飯のおかず」が主役という設定に最初は戸惑いましたが、読み進むうちにすっかり引き込まれてしまいました。 葛西の小さな食堂を舞台に、全国各地から集められた珍しい「めしのせ」たちが登場します。醤油漬けからキムチ、ラー油まで、どれもご飯を引き立てるための工夫と愛情に満ちている。女将と「めしのせの伝道師」長船さんの関係も素敵で、二人が織り成す物語の中に、食べることの豊かさや人間関係の温かさが自然に溶け込んでいます。 毎晩、カウンター5席に集まる常連たちのそれぞれの人生も垣間見えて、これまた味わい深い。夜の食堂という舞台も、仕事帰りの自分にはしっくり来ました。何か物足りない日の晩ご飯を食べながら読むと、きっともっと楽しめる一冊だと思います。

感想

食堂を舞台にした作品ってどうしても引き込まれちゃうんですよね。深夜営業の小さな食堂、心をこめた料理、個性的な登場人物…そういう要素があると「これは絶対面白い」って思い込んじゃいます。 ただ正直言って、この本はちょっと期待値と合いませんでした。メインとなる「めしのせ」の魅力をもっと引き出してほしかったというか。ご飯のお供の描写は確かに丁寧なんですけど、それだけで話が進んでいく感じで、登場人物たちの人間関係や葛藤があんまり深掘りされていないのが残念。 女将と長船の出会いの背景とか、もっと知りたいことがあるのに、なんか表面をなぞってるだけ感が否めないです。あと深夜営業という設定活かせてないような…? グルメ小説として楽しむなら、ご飯のおともの説明部分は実用的で悪くないんですけど、小説としてのストーリー性に欠けるのが大きなマイナス。気軽に読める一冊を探してたので、ページは進むんですけど、読み終わった後の満足度が低めです。

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