ちーちゃんの本棚
感想

食堂を舞台にした作品ってどうしても引き込まれちゃうんですよね。深夜営業の小さな食堂、心をこめた料理、個性的な登場人物…そういう要素があると「これは絶対面白い」って思い込んじゃいます。 ただ正直言って、この本はちょっと期待値と合いませんでした。メインとなる「めしのせ」の魅力をもっと引き出してほしかったというか。ご飯のお供の描写は確かに丁寧なんですけど、それだけで話が進んでいく感じで、登場人物たちの人間関係や葛藤があんまり深掘りされていないのが残念。 女将と長船の出会いの背景とか、もっと知りたいことがあるのに、なんか表面をなぞってるだけ感が否めないです。あと深夜営業という設定活かせてないような…? グルメ小説として楽しむなら、ご飯のおともの説明部分は実用的で悪くないんですけど、小説としてのストーリー性に欠けるのが大きなマイナス。気軽に読める一冊を探してたので、ページは進むんですけど、読み終わった後の満足度が低めです。

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