かなちゃんの本棚
感想

管理職という立場上、日々の業務に追われていると気づきました。疲れた心身を優しく包み込んでくれる本を求めていた時にこの作品に出会いました。 島本理生、織守きょうやといった実力派作家による短編集ですが、本当に良い選抜だと感じます。各編に登場する主人公たちが、それぞれの「おやつの時間」を通じて心を整理していく様が、丁寧に描かれています。特に印象的だったのは、複雑な人間関係の中でも、ほんの少しの甘さや温かみが人を救うんだということを改めて認識させられたことです。 ビジネス書や自己啓発本も読みますが、この手の短編集は違う種類の栄養をくれます。慎重に本を選ぶ私ですが、このタイトルと説明文だけで判断するのは不安でした。しかし実際に読んでみると、決して浮ついた内容ではなく、人生経験を積んだ大人だからこそ響く深さがあります。仕事で疲弊した日の夜、手に取るたびに「明日も頑張ろう」という静かな力をもらっています。同じように心が疲れている方には、ぜひお勧めしたい一冊です。

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