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REMEMBERING THE KANJI #1 6/E(P)

REMEMBERING THE KANJI #1 6/E(P)

JAMES W. HEISIG OTHERS 2011年1月1日

感想

漢字学習の定番書として名高い本書を手に取ったのは、中国古典をより深く読み込みたいという動機からだった。長年自営業を営む中で、教養を高めることの大切さを痛感しており、体系的に漢字を学び直したいと考えていたのだ。 著者の独特な記憶法は確かに工夫に満ちている。各漢字に対して物語性を持たせることで、単なる字形暗記ではなく意味的な繋がりを引き出そうとする試みは評価できる。多くの学習者にとって効果的なアプローチであることは間違いない。 しかし、読み進めていくうちに、この方法論が万人向けではないことに気付かされた。提示される記憶術が個人差や言語的背景によって有効性が大きく左右される可能性がある。また、既に漢字基礎が身についている学習者にとっては、かえって理解の妨げになる部分もあるだろう。 実用的な参考書としての位置づけは妥当だが、人文的な深みや洞察という点では物足りなさが残る。中級者向けの基礎固めには適しているが、特に革新的な視点があるわけではないというのが率直な印象である。

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