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三千世界の鴉を殺し(4)

三千世界の鴉を殺し(4)

津守時生 新書館 2001年7月1日

感想

シリーズ追いかけも第四巻。今回も期待通りの面白さでした。 今作はライラの実戦活動とルシファードの電脳戦がメインで、これまで以上にアクション要素が強くなった印象。麻薬売人奪取という一見シンプルなミッションから、バーミリオン惑星の裏側に隠された陰謀へと物語が広がっていく流れがいいですね。手に汗握る緊張感がありながらも、疲れすぎないバランスが仕事の合間に読むのに最適です。 ルシファードの電脳犯罪課との対立構図も興味深い。彼の異能が本格的に活躍する場面は、このキャラが好きな身としては大満足。登場人物たちの関係性の深まりも感じられて、単なるアクション活劇に留まらないところがこのシリーズの魅力だと思います。 ただ、事件のスケール感がどんどん大きくなっていくので、次巻でどう着地させるのか気になるところ。続きが気になってしまう、そういう良い意味での置いて行かれ感を覚えています。気軽に読めるライトノベルながら、ちゃんと構成が練られているのが好きです。