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自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学

自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学

しんめいP サンクチュアリ出版 2024年4月23日

感想

東洋哲学って、なんだか難しそうで敬遠していたのですが、書店で目に留まったので試しに手に取ってみました。「こじらせニート」というキャッチコピーと、論理的でありながらぶっ飛んでるという矛盾した説明に、正直惹かれるものがありました。 読んでみると、確かに著者の独特なキャラクターがあり、難解な東洋哲学の概念を身近な言葉で解きほぐそうとしている姿勢は好感が持てます。仕事のストレスで「生きづらさ」を感じることが増えた39歳の私にとって、いくつかのセクションは心に響きました。 ただ、全体的には「良く纏まっているが、特別な深さがない」という印象が拭えません。東洋哲学という壮大なテーマを、エッセイ的な軽さで扱っているため、読後に何か得られたのかが曖昧なのです。もっと踏み込んだ思考、あるいは著者の実体験に基づく具体例があれば、違う感触になったかもしれません。 入門書としては及第点かもしれませんが、小説やエッセイを主に読む身としては、やや物足りなさが残りました。

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