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連続殺人鬼カエル男

連続殺人鬼カエル男

中山七里 宝島社 2011年2月1日

感想

会社の休憩室で見かけたこの本が気になり、レビューを確認してから購入を決めました。正解でした。 連続殺人鬼「カエル男」を題材にした本作は、単なる猟奇的なサスペンスではなく、謎解きとしての面白さが秀逸です。犯人の不可解な行動原理、子どもっぽい犯行声明、増していく事件…その一つひとつが、犯人の正体へと続く伏線になっており、物語が進むにつれてその全貌が明かされていく快感は何物にも代え難い。 39歳になると、無意識のうちに「大人らしい」作品を選びがちになっていた自分に気づきました。けれどこの本は、年齢を問わず、その緻密な構成と予測不可能な展開に引き込まれます。怖いシーンも多く、通勤電車の中では読むのに勇気が必要でしたが、それこそが物語の力の証だと感じます。 慎重に本は選ぶ方ですが、この作品はぜひお勧めしたい一冊。期待を裏切らないエンターテインメント小説です。

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