読書三昧の本棚
感想

話題になっているこの作品、やはり一気読みさせられました。梶井真奈子というキャラクターの魅力と危険性に引き込まれて、徹夜してしまったほど。 自営業で人間関係に敏感な身としては、この物語が描く女性たちの心理の揺らぎが非常にリアルに感じられます。普通だと思っていた人生が、ある存在との出会いでどう変わるのか。その過程が巧みに、時には不気味に描かれている。 著者の社会へのまなざしも鋭く、女性のあり方、欲望、権力について考えさせられることばかり。決して読みやすい内容ではありませんが、だからこそ読む価値がある。週刊誌記者である主人公の視点も、ジャーナリスティックで引き込まれます。 ただ、登場人物たちの行動が時々唐突に感じられる場面もあって、そこは完全には納得できませんでした。でも、その曖昧性も、この小説の不気味さを高めているのかもしれません。 同年代の女性たちに特に勧めたい一冊です。自分たちの人生や選択について改めて考えるきっかけをくれます。

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