ななちゃんの本棚
日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社

坂本光司 あさ出版 2008年4月1日

感想

フリーランスとして独立して以来、経営哲学や企業文化に関する本をよく読むようになりました。このタイトルも評判が良さそうでしたし、6000社のフィールドワークという謳い文句に惹かれて手に取りました。 正直なところ、期待と現実のギャップが大きかったです。著者の感動的な語り口は伝わってくるのですが、具体的にどのような経営戦略や施策が48年間の増収増益につながったのか、その部分の掘り下げが浅いように感じました。企業の「大切さ」を感情的に訴えることはできていても、実務的な教訓や自分の仕事に活かせる示唆が少ないんです。 フリーランスとして、具体的で応用可能なビジネス知識を求めていた私には、この本はやや物足りなく思いました。企業論として読むには感動的ですが、経営学的な深さを期待する読者にはお勧めしにくい一冊です。