夜読み派の本棚
感想

話題になってた本屋大賞のノミネート作品ということで手に取ったんですけど、これ本当に素敵な作品ですね。最初は登場人物たちがそれぞれ別の人生を歩んでいるのかなって思ってたのに、読み進めるにつれて「あ、ここで繋がってる」って気付く瞬間がたまりません。 元看護師さんから女子高生まで、本当に様々な年代と立場の人たちが出てくるんですけど、みんな何かしらモヤモヤ抱えながら日々を過ごしているんです。その中でポッドキャストという現代的な媒体を通じて、彼らが少しずつ前に進もうとする姿勢が本当に胸に来ました。 青山美智子さんの作品はいくつか読んでるんですけど、この作品が最高傑作っていうのは本当かもって思います。細部まで丁寧に描かれてるし、ラストの仕掛けも見事。読み終わってから何度も「あの場面ってこういう意味だったんだ」って思い返しちゃいました。同じ日常を過ごしてても、見え方ってこんなに違うんだなって改めて感じさせてくれた一冊です。

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