本と珈琲の本棚
オールナイトロング -私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代ー

オールナイトロング -私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代ー

椎名基樹 双葉社 2026年2月18日

感想

90年代のサブカルシーンに興味があって手に取ってみたんですが、正直なところ期待と違いました。電気グルーヴのラジオ番組がいかに伝説的だったか、という話は分かるんですけど、本書は著者の椎名氏の個人的な回想に終始しているんですね。 当時の雰囲気や時代背景をもっと広く掘り下げてほしかったのに、放送作家としての裏話や仲間との友情の話が中心で、一般読者としては少し距離を感じてしまいました。彼らの友人だからこそ知る話というのは確かに興味深いんですが、それが読者にとって本当に面白い内容になっているかは別問題です。 ラジオ番組の実際の影響力や、90年代のサブカルチャーへの具体的な貢献について、もっと客観的視点から書いてくれた方が、当時を知らない世代にもアピールしたんじゃないかと思います。思い出話としては悪くないんですが、「本」として完成度があと一歩足りないような気がしました。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ