本と珈琲の本棚
このハナシ、つづきは墓場で。

このハナシ、つづきは墓場で。

ぼめそ KADOKAWA 2026年4月15日

感想

最近の若い人たちがSNSにどっぷり浸かっている様子って、ニュースでもよく見かけるけど、この本を読んでようやくその心理がわかった気がする。主人公ナナコの転落の様子が本当にリアルで、恐ろしいほど。 人間って誰しも認められたい、褒められたいという欲求があるんだね。それ自体は悪いことじゃないと思うけど、顔も見えない相手からの言葉で埋めようとするから危ない。ページをめくる手が止まらなくなるほど、ナナコがどんどん深みにはまっていく様が生々しく描かれてる。 世の中の親たちも、子どもたちがこういう危険と隣り合わせにいるんだってことを改めて認識するべきだと思う。かくいう私たちの世代にも教訓になる。誰もが陥る可能性のある落とし穴を、ここまで見事に描いた作品を読めて良かった。重くなりすぎず、グイグイ引き込まれる構成も上手い。若い世代はもちろん、大人にこそ読んでほしい一冊だ。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ