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わるじい義剣帖(七) ももこさま

わるじい義剣帖(七) ももこさま

風野真知雄 双葉社 2026年4月15日

感想

この連続ものも早いもので第七巻ですね。相変わらず愛坂桃太郎の活躍ぶりが頼もしい。管理職の身として、彼が孫の成長と事件解決の間で葛藤する様はなかなか他人事とは思えません。子どもの成長は本当に早いもの。気がつけば親の自分たちも中堅の域に入っていて、人情と責任のはざまで揺らぐ心情がよく描かれている。 今作は隠密同心が斬られるという事件からスタート。登場人物たちの絡み具合も佳境に入ってきた感がありますね。馴染みの岡っ引きも巻き込まれているということで、単なる事件解決物ではなく、人間関係の深さが感じられます。雨宮同心の頼りなさも相変わらずですが、その存在がシリーズに良い味わいを与えている。 文庫本のコンパクトさで気軽に読めるのも魅力です。仕事で疲れた週末に、江戸の人情と活劇をほどよく味わえる。この調子でシリーズも続いていくようですが、次巻も楽しみにしています。

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