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おでかけアンソロジー ふたり旅

おでかけアンソロジー ふたり旅

阿川佐和子 他 大和書房 2026年3月11日

感想

旅というテーマが好きなので、こういったアンソロジーは心惹かれます。前作の『ひとり旅』も読んでいたので、今回の『ふたり旅』は自然と手に取りました。 収められた作品を読んでいると、旅の本質が浮かび上がってくるようで興味深い。夫婦で行く旅、親子で行く旅、友人との旅…同じ「旅」でも、一緒にいる相手によってその色合いは全く異なるんだということが改めてわかります。内舘牧子の「決別の旅」は特に印象的でしたね。角田光代の「記憶 9800円×2」も、さりげないエピソードの中に人間関係の深さが垣間見える。 管理職として忙しい日々を送っていますが、こうした短編を読むと心がゆるむ感じがします。移動時間やちょっとした休憩時間に読める手軽さも良い。前作と合わせて読むとより一層味わい深いというのも納得です。大人だからこそ味わえる、そんな一冊だと思いました。

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