田中マリコさんのエッセイを読んで、なんだか元気をもらいました。72歳とは思えないエネルギッシュさ、本当に素晴らしい!日本大学の理事長として多忙な日々を過ごしながらも、大谷翔平の試合観戦に行ったり、歌舞伎を楽しんだり、万博で5つのパビリオンを巡ったり…こんなに充実した生活があるんだと感じました。 特に印象的だったのは、SNSの誹謗中傷やメディアの現状について、素直に心を痛めながらも「でも凹んでいたらマリコじゃない」と前に進む姿勢。年を重ねても人生を楽しむことを忘れない、そういう大切なことを思い出させてくれます。時事ネタも織り交ぜながら、軽やかに、時には深く、現在進行形の日本社会を映し出している感じが良いですね。 主婦生活を送る身として、年齢を重ねることへの不安も少し和らぎました。読みやすくて親しみやすいエッセイです。もっと続きが読みたくなってしまいました。
最近登録された他の本の感想
2026年08月20日
Netflix映画『This is I』を見てから、ずっと気になっていたこの本をようやく手に取りました。和田耕治医師という人物を知らなかった自分が恥ずかしいくらい、本当に素晴らしい一冊です。 当時の日本ではタブーとされていた性別適合手術に、医師として覚悟を決めて向き合った和田医師の人生って、本当にドラマティック。医学知識がなくても読みやすく、むしろ一人の人間としての葛藤や信念が伝わってきて、引き込まれてしまいました。600人以上の患者さんと向き合った医師の姿勢から、私たちが忘れかけていた大切なものを思い出させてくれます。 映画を見た後だからこそ、より深く理解できる内容になっていますね。写真も加えられた新版は、より視覚的に和田医師の時代背景を感じられます。社会的なタブーに立ち向かった一人の医師の物語として、多くの人に読んでほしい一冊。気軽に読める本を探している時でも、心が揺さぶられるような作品に出会えるって素敵だなと改めて感じました。
2026年07月21日
パリをテーマにした本ということで、気軽に手に取ってみたのですが、正直期待と現実のギャップが大きかったです。 ビジュアルブックとしての魅力は認めるのですが、ストーリー展開がやや散漫というか、何を中心に読み進めればいいのかが曖昧に感じてしまいました。外国ミステリーとして期待していた謎解きの要素も、今ひとつ引き込まれる力に欠けていて、途中で読むペースが落ちてしまったんです。 翻訳の問題なのか、それとも原著の構成なのか判断しかねますが、登場人物たちの心情や事件の背景がもう少し丁寧に描かれていれば、もっと没入できたのではないかと思います。パリの風景や雰囲気を楽しむという点では良いのですが、読み物としての満足度は残念ながら高くありませんでした。 気軽に読む本を探している方なら、もう少し別の作品を検討してみてもいいかもしれません。
2026年07月06日
ラブライブのファンの子どもに「面白いマンガがあるよ」と勧められて読んでみました。正直、元のアニメについて詳しくない私でも、キャラクターたちの日常を描いた4コマとか短編は気楽に楽しめます。 ただ、正直なところ「あ、そっか」くらいの感じで、特別ハマるほどではありませんでした。公式の縛りに抗いながら描き続けたというコンセプトは面白いんですけど、それが読んでいてどう活きているのか、私には今ひとつ伝わってこなかったような…。 同好会メンバーたちのキャラが立ってるのは伝わるし、ファンならもっと楽しめるんだろうなというのは推測できます。スクフェスの懐かしい4コマも、やってた人には堪らないんでしょう。付録のカードが付いてるのも、推し活中の人には嬉しいポイントですね。 軽く読める娯楽作品として、悪くはないです。ただ、シリーズをしっかり追ってる人向けの一冊という印象は否めません。
2026年07月05日
夫がテレワークで仕事をしている様子を見ていて、「AIって本当に使いこなせている人って少ないんだな」と感じていた矢先にこの本と出会いました。正直、ビジネス書は難しいものが多いので敬遠していたのですが、この本は全然違いました。 Microsoft 365の導入支援をしている実務家ならではの視点で、現場レベルの悩みに丁寧に答えてくれます。資料作成のレビューから返信文の作成まで、実際に「あ、これ困ってる!」という場面がたくさん出てくる。複雑そうなAIの使い方も、「こんなふうに指示すればいいんだ」という具体例で示してくれるので、自分もやってみたくなります。 何より良かったのは、テクノロジーに追いつけない人間への配慮がある点。専門用語もちゃんと説明してくれるから、PCスキルが高くない私でも「これなら試せそう」と思えました。家事の効率化にだって応用できそうな工夫もあって、意外と生活に近い内容です。仕事をしている人にはもちろん、これからAIとどう付き合うか考えている人にもおすすめできます。
2026年07月04日
小川糸さんの本は以前から好きで、このエッセイ集も迷わず手に取りました。 日本全国の食堂を巡る旅の記録なんですが、単なる「おいしい食べ物紀行」ではないんです。訪れた先々で出会う人たちの人生や想い、そして彼らが作る料理への向き合い方が丁寧に描かれていて、読んでいると自分も一緒に旅をしているような感覚になります。山形の山の茶屋、沖縄の森の中の食卓、能登の復興の話など、どれもが印象的です。 小川糸さんの文章は相変わらず静謐で美しく、読んでいてとても落ち着くんですよね。主婦として毎日台所に立つ身からすると、料理を作る人たちの真摯さや工夫、そこに込められた想いがすごく響きました。食べることって、こんなに豊かで深いものなんだと改めて感じさせてくれます。 ただ、もう少しバラエティ豊かな職業の人たちの話も読みたかったかなという気もするので、星は4つで。でも本当に素敵な一冊です。台所で疲れた時や、ちょっと心がしぼんでいる時に読むと、元気をもらえそうな本だと思います。
2026年07月04日
このシリーズを読み始めてから、もう13巻なんて…!毎回心が温かくなるのに、今巻も期待通りでした。 雪祭りの盛り上がりが本当に素敵で、スライムトランポリンをお祭りに取り入れようとするケンのアイデアにはクスッと笑ってしまいました。このシリーズの良さは、こういう日常的でほっこりした出来事に、キャラクターたちみんなが一緒に盛り上がる過程を丁寧に描いてくれることなんですよね。 雪像制作の場面も楽しくて、各キャラクターが個性を出しながら作品を完成させていく様子が目に浮かびます。ケンをはじめ、仲間たちとの関係性がまた一段と深まっているのが感じられて、長く続いているシリーズだからこその魅力だなって思いました。 優勝者がどうなったのかは、ぜひ手に取って確認していただきたい!掴みから結果発表まで、ページをめくる手が止まりませんでした。毎日家事に追われている日々でも、このシリーズを読むとリセットできます。次の巻もすぐに読みたくなる、そんな中毒性のある素晴らしい作品です。
2026年07月01日
シリーズ4巻目まできて、ますます面白くなってるなぁと感じました。この作品の魅力は、何といっても主人公のしたたかさと温かさのバランスが絶妙だということ。領地の改革を進める中で、人間関係や問題解決の描き方がとても丁寧で、読んでいて心が温かくなります。 疲れた時でも気軽に読める長さと、それでいて話の密度がちゃんとあるのが、主婦業の合間に読む身としては本当にありがたい。サッと読み終えられるけど、キャラクターたちの成長や関係の変化をしっかり感じられるんです。 累計20万部突破というのも納得できます。異世界ファンタジーといっても、派手なバトルより人間ドラマを大切にしている作風が、老若男女問わず愛される理由なんでしょう。書き下ろし番外編も嬉しい配慮ですし、コミカライズもあるというから、いろんな形で楽しめるのが素敵ですね。シリーズの続きがもう待ち遠しいです。
2026年06月30日
本屋大賞ノミネートというタイトルに惹かれて手に取った一冊ですが、これは本当に面白かった! 直木賞を求め続ける作家・天羽カインの執着と葛藤を描いた作品なのですが、読み進めるうちにどんどん引き込まれてしまいました。賞という「栄誉」に執念を燃やす主人公の姿が、妙にリアルで生々しくて。一人の才能ある作家がなぜそこまで必死になるのか、その心理の揺らぎが本当に丁寧に描かれているんです。 何より印象的だったのは、創作という行為そのものへの向き合い方。家事や育児で忙しい毎日だからこそ、一つのことに全身全霊を注ぎ込むことの重さや美しさが胸に響きました。主人公の破壊的な情熱は共感できるところもあれば、疑問に思うところもあり、その複雑さこそがこの小説の魅力だと感じます。 エンタメ性も高く、さらさら読めるのに考えさせられる。こういう手応えのある作品に出会うと、読書の時間が本当に贅沢に感じられます。多くの人に手に取ってもらいたい一冊です。
2026年06月28日
子連れ旅行って本当に大変ですよね。子どもが小さいうちは「どこに行けばいい?」「何を準備したらいい?」という不安でいっぱいでした。この本を手に取ったのは、そんなモヤモヤを少しでも解消したかったから。 読んでびっくりしたのは、情報の豊富さと実用性です。全国の子連れに優しい宿やスポットが、ただ紹介されているだけじゃなく、実際に利用したママたちのリアルな口コミがついているんです。「子どもがぐずらなかった」とか「赤ちゃん連れでも大丈夫」といった、本当に必要な情報ばかり。 それぞれの旅のモデルコースも素晴らしくて、初心者の私でも「これなら真似できそう!」って思えました。Instagramで人気の著者だからこそ、視点がママ目線で本当に参考になります。 季節ごとに子どもとの時間は限られているという表現も刺さりました。この本を読むと、次の旅行がすごく楽しみになる。家族みんなで思い出を作る、そのお手伝いをしてくれる一冊です。
2026年06月23日
本屋で表紙を見かけて、なんだか惹かれるものがあってすぐに手に取ってしまいました。灯台という舞台設定も素敵ですし、亡くなった妻の謎を追うというストーリーラインが気になったんです。 読み始めたら、一気読みしてしまいました。仕事で疲れた夫が、妻が大切に保管していた古いハガキをきっかけに、妻の知られざる過去を探る旅に出る――こういう設定、本当にいいですね。日常の中に隠された小さな謎が、こんなにも深い物語につながっていくなんて。 中華そば店を営む夫婦の関係性が丁寧に描かれていて、共に人生を歩んできた相手のことって、案外知らないことがあるんだなって改めて感じさせられました。家事をしながら読んでいても、つい続きが気になってしまって、子どもたちの相手の手が止まってしまったほど(笑)。 全体的に優しい筆致で、切なさと温かさが共存している作品です。地方紙の連載ということで、親しみやすさもあるし、何度も読み返したくなる素敵な一冊でした。
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