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バッタを倒すぜ アフリカで

バッタを倒すぜ アフリカで

前野ウルド浩太郎 光文社 2024年4月17日

感想

バッタの研究者って、こんなに面白い人生を歩んでいるんだ——そう思わせてくれた一冊です。 前作が新書大賞を受賞していたのは知っていたんですが、この続編ではより深い研究の内容が語られているんですね。バッタの大発生メカニズムを解き明かすために、世界中を飛び回った著者の行動力に引き込まれます。アフリカでの過酷なフィールドワーク、試行錯誤の実験風景——どれもが食糧危機という切実な問題に直結しているというのが素晴らしい。 公務員として日々ルーチンワークをこなす身としては、こうした自由で創造的な研究活動への憧れもあります。同時に、堅実で地道な積み重ねの大切さも感じられました。バッタ対策という一見地味な研究が、実は世界規模の飢饉を防ぐかもしれないという視点は、何だか仕事のやりがいについても考えさせてくれます。 科学エッセイとしてのテンポも良く、難しい内容なのに一気読みできてしまう。軽く読める本を探している時にも、ちょっと頭を使いたい時にも対応できる——こういう本が好きです。

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