健太の本棚
感想

園芸とは無縁な生活を送っているんですが、この本のタイトルが面白そうだったので手に取ってみました。チェコの作家チャペックが月ごとに描く園芸家の一年ですね。 読んでいて思ったのは、園芸という題材を通じて人生観や季節の移ろいについて語る、そういう類のエッセイなんだなということ。軽妙な筆致という説明の通り、読み心地は悪くありません。園芸家の視点から見た世界ってこんなふうなのか、という発見もあります。 ただ正直なところ、フリーランスで毎日パソコンに向かっている身には、ちょっと遠い世界という感じも拭えませんでした。園芸への情熱とか、季節を身体で感じる感覚とか、いいなあとは思うんですけど。100年前の作品だからかもしれませんが、今読むと若干の距離感は残ります。 エッセイとしては悪くない仕上がりだと思うので、園芸好きな人なら特に楽しめるんじゃないでしょうか。私みたいな素人でも気軽に読めるのは利点ですね。

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