みつこの本棚
感想

スマートフォン時代の今、言葉の大切さについて改めて考えさせられました。著者は歌人ならではの鋭い感性で、日常のあらゆる場面——恋愛からSNS、さらにはAIまで——における言葉の使い方を丁寧に考察しています。 長年ボランティアで地域の方々と関わってきた私にとって、「顔の見えないコミュニケーション」という課題は他人事ではありません。便利だからこそ、言葉が軽くなりがちな現代社会で、どのように向き合うべきか、実体験に基づいた具体的な提案が示されているのは大変参考になりました。 特に印象的だったのは、言葉の力そのものへの向き合い方です。ドラマや歌会などの身近な例を通じて、日本語の「足腰を鍛える」ことの重要性が、押しつけがましくなく伝わってきます。新書という形式も読みやすく、70代である私にも すっと心に入ってきました。 ただ、もう少し具体的な実践例があれば、さらに良かったかもしれません。それでも、言葉と生きる力の関係を深く考える上で、非常に価値のある一冊だと思います。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ