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2026年08月16日
自営業をしていると、売上、顧客数、リピート率…と数字に囲まれた毎日なんです。でも正直、どの数字を追うべきか、どう活かすかってモヤモヤしていました。この本はそこをスッキリさせてくれました。 著者の「数字がすべてじゃないけど、数字を無視して成長した人はいない」という冒頭の言葉に、すぐ引き込まれました。数字は単なる記録じゃなくて、経営判断の羅針盤なんだって改めて実感。具体的で実践的な例がたくさん出てくるから、自分のビジネスに落とし込みやすいのも良いですね。 難しい経営学っぽくなく、読みやすいのが気に入ったポイント。ビジネス書が苦手な人でも気軽に読めると思います。早速、自分のビジネスで測定してみようと思ってる数字がいくつかできました。経営者や事業主には本当におすすめです。
2026年08月02日
「魔女」シリーズもここまで来たのかという感じで、もう完全に水原というキャラクターの虜になってしまっています。第4作目となる本作は、これまで以上に複雑な人間関係と利害関係が絡み合っていて、読んでいて息つく暇もありません。 護衛という一見シンプルな依頼から始まる物語が、いつの間にか多くの勢力を巻き込んだ大きな陰謀へと発展していく構図が見事です。各章で次々と新しい脅威が現れるので、ページをめくる手が止まりません。自営業で仕事のストレスを抱えている日々だからこそ、こういう息もつかせぬほどのストーリー展開は本当にリフレッシュになります。 水原のキャラが相変わらず素晴らしく、困難に直面しても決して屈しない姿勢が何度読んでも応援したくなってしまいます。ただ、登場人物が増えてきたぶん、たまに誰がどういった立場だったか思い出す必要があるかな、というのは若干難点かもしれません。それでも、新潮新書というコンパクトなフォーマットで、ここまでのエンターテインメント性を詰め込んでいるのは素晴らしい。続きが気になります。
2026年07月24日
久しぶりに一気読みしてしまいました。『十字路』、本当に面白いです。 教師殺害事件という重いテーマから始まるんですが、読み始めると引き込まれてしまう。特に星野警部というちょっと変わった捜査官のキャラクターが良くて、その思考の進み方や人間関係の築き方が丁寧に描かれているから、単なるミステリーじゃなくて人間ドラマとしても楽しめるんですよね。 僕は家事をしながら本を読むことが多いんですが、この作品は本当に「続きが気になって家事が手に付かなくなる」という典型的なハマり具合でした(笑)。事件の真相へ迫る過程がテンポよく進んでいくのに、登場人物の心情描写は丁寧だから、読んでて息つく暇もない感じ。 二つの事件が絡み合っていく構成も上手で、最後にどう繋がるんだろうという期待感が最後まで続きます。ミステリーとしても人間関係のドラマとしても完成度が高い。こういう気軽に楽しめるけど奥深い作品が好きなので、もう一度読み返したいくらいです。
2026年07月19日
杏さんの子連れパリ旅の話、めっちゃ面白かった!3人の小さな子どもたちを連れてパリに行くって、正直無謀じゃないかと思うじゃないですか。でも読んでいると、その無謀さがすごく素敵に見えてくるんです。 自営業だからこそ、時間に余裕ができたときに「行こう!」と思いたち、実行してしまう杏さんのフットワークの軽さに惹かれました。子どもたちがどんな風に成長していくのか、パリという舞台でどんな出会いや発見があるのか、ページをめくるのが止まりませんでした。 何より良かったのは、子育てって完璧さを求める必要ないんだなって改めて感じたこと。ベビーカー2台での移動、飛行機での奮闘、そうした大変さも含めて、子どもたちとの時間を大切にしている姿勢がすごく伝わってきます。 エッセイとしても読みやすくて、杏さんの飾らない語り口が気持ちいい。子ども好きじゃなくても、旅の話として、人生の選択肢の話として、楽しめる一冊だと思います。自分の人生にも「行きたい」という直感を大事にしようって気持ちになりました。
2026年07月08日
伊坂幸太郎ってこんなに面白い作品を書く人だったのか!というのが正直な感想です。「逆ソクラテス」を含む短編集なんですけど、どの話もクスッと笑える視点の転換と、その後の意外な深さにやられてしまいました。 特に印象的だったのは、先入観をひっくり返すという共通テーマ。「あの子は運動音痴だから」「このチームは弱いから」という思い込みが、実は全く違う展開を生むかもしれない。自営業をしてると、顧客や取引先との関係でも「あ、これ思い込みだったかも」って気付くことがよくあるんですよ。だからこそ、この本の視点がすごく響きました。 どの短編も短いのに、登場人物たちが生き生きしていて、その心情の揺らぎがちゃんと伝わってくる。気軽に読める短編だと侮ってたら、後からじわじわと考えさせられるタイプの話ばかり。文庫本だから持ち運びも楽だし、ビジネス書の合間のリフレッシュにも最適です。デビュー20年目の真っ向勝負、って帯に書いてあった通り、この人の力量が詰まった一冊だなって感じました。
2026年07月06日
久しぶりにハゲタカシリーズを手に取りました!8年のブランクを感じさせない、相変わらずの面白さ。鷲津政彦の復帰作となる『チップス』は、今まさに世界の注目が集まる台湾有事と半導体覇権という、リアルタイムで起こっている問題をテーマにしています。 自営業をしていると、こういった国際的な経済問題がビジネスにもダイレクトに影響してくることが実感できます。だからこそ、真山仁氏が紡ぐストーリーの中で、米国・中国・日本の思惑がぶつかる様子が本当にリアルに感じられるんです。 主人公がどう動くのか、どう判断するのか。複雑に絡み合う国家間の利害関係の中で、一人の男がどう立ち向かうのかというプロットは、エンタメとしての面白さと現実的な説得力の両立がみごと。上巻を読み終わってすぐに下巻が気になって仕方ありません。気軽に読めながらも、考えさせられる。このバランスが本当に素晴らしい。経済に興味がある人はもちろん、そうでない人でも物語として十分楽しめると思います。
2026年06月25日
木原音瀬の作家生活30周年記念作品集って聞いて、ついつい手に取ってしまいました。自営業で忙しい毎日だからこそ、短編集は本当にありがたい。通勤時間や休憩時間にちょうどいい長さで、でもしっかり心に残る作品ばかりなんです。 「恋の片道切符」をはじめ、未書籍化の作品が厳選されているということで、長年のファンはもちろん、新しく木原作品を知る人にも最高の入口になると思います。それぞれの作品に書き下ろし小説が付いているのも嬉しいポイント。豪華な漫画家陣によるイラストも、木原ワールドの独特な世界観を見事に表現していて、本を開くたびに目を楽しませてくれます。 卓越した文章力というのは本当にその通りで、短い中でもキャラクターの心情がしっかり伝わってくる。何度も読み返したくなるような作品ばかりです。全3巻構成ということなので、次巻も楽しみで仕方ありません。大人の女性だからこそ味わえる、深い魅力がぎゅっと詰まった一冊。心がときめく瞬間がたくさんありました。
2026年06月23日
日常のちょっとした違和感や不安って、どこから来るんだろう。この本を読んでいて、そんなことをずっと考えていました。 夫の浮気疑惑、女友達との関係、過去の恋愛…どれも特別に大きな事件ではなくて、でもそれが日々をざわつかせる。著者がこういう「モヤモヤ」をこんなに丁寧に、それでいて軽やかに描けるのって本当に上手いなと思います。短編だからテンポも良くて、読み始めたら止められませんでした。 自営業をしていると、人間関係って本当に複雑で。お客さんとの付き合い方、スタッフとの距離感、プライベートの人付き合い…いろんなシーンで「本当はどう思ってるのか」って隠さなきゃいけない場面がいっぱいあります。この本の登場人物たちも、そういう葛藤を抱えているんですよね。 「普通」って何なのか、「正解」ってあるのか。そういう問い掛けを受けながら、でも最後は優しい気持ちになれる。そんな一冊です。疲れた時こそ、こういう本が心に染みわたります。
2026年06月16日
ナチス時代のベルリンを舞台にした歴史ミステリー、と聞いてすぐに手に取りました。正直、最初は重い題材かなと躊躇したんですが、読み始めたら一気でした。 連続殺人事件の謎が層をなして展開していく構成がすごく上手くて、単なる犯人探しではなく、時代背景や被害者たちの内面、そして謎の「大理石の男」という象徴的な存在まで、すべてが絡み合っていく。ページをめくる手が止まりません。 新書という手軽なフォーマットなのに、ここまでボリュームのある世界観を構築できるのが素晴らしい。自営業で忙しい日常の中でも、通勤の時間や寝る前の短い時間に楽しめるのに、読み応えたっぷりです。 歴史冒険小説として、謎解きの快感としても、どちらの角度からも満足度が高い。第1巻ということで続きが気になって仕方ないです。こういう「続きが気になる」という感覚、やっぱり読書の醍醐味ですね。
2026年06月16日
名古屋の古本屋「シマウマ書房」を舞台にしたエッセイ集。店主が20年間で出会った本と人の物語が、静かに綴られています。 自営業をしている身としては、小さなお店を営むことの日々の営みや、そこに集う人間関係への向き合い方が心に響きました。特に、様々な客層が訪れて、それぞれが本を通じてつながっていく様子は、自分の仕事にも通じるものがあって。本って本当に「バトンのように」人から人へ渡っていくんだなと改めて感じます。 ただ、率直なところ、もう少し話に深みや驚きがあるといいなとは思いました。エッセイとして読むと、どのお話も優しくまとまっているんですが、「ここで心がぐっと掴まれる」という瞬間が少ないというか。活字文化についての考察も、読んでいて納得はするものの、既に自分が感じていることの確認になってしまった感もあります。 読書好きなら気軽に手に取れる一冊。古本屋の温かみを感じたい時に、ぴったりだと思います。
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