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感想

伊坂幸太郎ってこんなに面白い作品を書く人だったのか!というのが正直な感想です。「逆ソクラテス」を含む短編集なんですけど、どの話もクスッと笑える視点の転換と、その後の意外な深さにやられてしまいました。 特に印象的だったのは、先入観をひっくり返すという共通テーマ。「あの子は運動音痴だから」「このチームは弱いから」という思い込みが、実は全く違う展開を生むかもしれない。自営業をしてると、顧客や取引先との関係でも「あ、これ思い込みだったかも」って気付くことがよくあるんですよ。だからこそ、この本の視点がすごく響きました。 どの短編も短いのに、登場人物たちが生き生きしていて、その心情の揺らぎがちゃんと伝わってくる。気軽に読める短編だと侮ってたら、後からじわじわと考えさせられるタイプの話ばかり。文庫本だから持ち運びも楽だし、ビジネス書の合間のリフレッシュにも最適です。デビュー20年目の真っ向勝負、って帯に書いてあった通り、この人の力量が詰まった一冊だなって感じました。

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