ジョジョの奇妙な冒険の岸辺露伴を主人公にした実写映画のノベライズということで、興味半分で手に取ってみたんですけど…正直ちょっと残念でした。 漫画版やアニメ版の露伴のキャラクターの魅力ってすごく濃いじゃないですか。それが映画化されるときにどう表現されるのか、小説ではどんな風に描かれるのかなって期待してたんです。でも読んでみると、小説化による説明不足というか、映画を既に見てることが前提になってる感じがして、初見だと世界観に入り込みにくいんですよね。 特に「黒い絵」という怖さを売りにしてるはずなのに、文字だけだと恐怖の伝わり方がイマイチ。映像だからこそ成立する表現を無理に文章にしたんでしょうけど、それが仇になってる気がします。ルーヴル美術館での冒険という設定は面白いのに、もったいないというか。 映画を見た人用の補完資料くらいに考えたほうが良さそうです。
最近登録された他の本の感想
2026年06月01日
図書館でたまたま手に取ったんだけど、こんなに温かい話だとは思わなかった。不登校になった少女が、おばあちゃんのところで「魔女修行」をするって設定だけ聞くと、ファンタジーっぽいのかなって想像してたんですよ。でも開いてみたら、全然違う。魔法とかそういうのじゃなくて、生きることの本質について、さらっと、でも深く考えさせられるんです。 何が良いって、このおばあちゃん(西の魔女)のキャラが最高。完璧じゃなくて、失敗もするし、でも自分の人生を生きてる感じが伝わってくる。少女のまいが、そんなおばあちゃんの側で時間を重ねるうちに変わっていく過程が本当に素敵。学園ものとか恋愛とか、そういう派手なストーリーじゃないんだけど、むしろそれが良い。日常の中に転がってる大切なことが見えてくる感じ。 短編も併録されてるし、手軽に読めるのも気に入りました。疲れた時とか、心がモヤモヤしてる時に読むと、すごく癒される一冊です。
2026年05月06日
このタイトルを見かけた時点で、もう笑ってしまいました。ロシア語で魔法詠唱って、なんだこれは…って感じですけど、それがまさに本作の魅力なんですよ。 異世界転生もの自体は珍しくないですが、ロシア語という渋い選択肢が入ることで、ありきたりな展開が一気に個性的になってます。勇者のアーリャさんが時々デレるっていう設定も、普段の冷たい印象とのギャップがたまりません。そういうキャラクター性が好きな自分にはドンピシャでした。 ストーリーとしては、チサキ殿下の婿・トーヤ殿を救うというメインプロットを軸に、一行のドタバタな冒険が描かれていて、テンポよく進みます。各キャラの関係性も丁寧に構築されてるし、時々挟まるコメディシーンも良い味付けになってます。ライトノベルらしい軽いノリで読みやすいから、気軽に読めるのも高ポイント。 何より、ロシア語で詠唱するっていう奇想天外な設定が最後まで活きてて、飽きさせない。続きが気になって、あっという間に読み終わっちゃいました。第2巻も絶対読みます。
2026年03月19日
BLUE GIANT MONENTUMの7巻読み終わりました。正直、ちょっと停滞感を感じちゃいましたね。 これまでのコンペ編は本当に熱くて、毎週の連載追ってる時も興奮してたんです。でも優勝後のアルバム制作編に入ってから、なんか話が進まない感じがして。作曲で悩む→レコーディングでうまくいかない、みたいなループが続いてて、焦燥感はあるんだけど、読んでて単調に感じちゃったんですよ。 キャラたちの葛藤自体は分かるし、音楽を作る難しさを描こうとしてるのも伝わります。ただ、漫画としての面白さで言うと、前巻までのテンションを保てていない気がするんです。絵も相変わらず素晴らしいし、音を表現する工夫も好きなんだけど。 8巻でどう動くか次第かな。次は話がちゃんと転がってくれることを期待したいです。ジャズ漫画好きな身としてはまだ応援し続けたいから、巻き返しに期待!
2026年03月17日
シリーズ4巻目ってことで、キャラたちの成長が見られるのが本当に良かった。ライ王子が相変わらずマイペースで進めてる話の流れって、読んでて飽きないんですよね。 今回は商業国オッキデンスが舞台で、兄との再会とか新しい王子たちとの関わりとか、世界観がどんどん広がってる感じがします。特にアル&シローのエピソードが充実してるって説明文にあったから期待してたんですけど、期待通り良かった。彼らの成長ぶりにちょっと感動しちゃいました。 ストーリー的には婚約者レアンドラへのプレゼント探しという個人的な目的から、王女との関係性まで展開していく流れが自然で良い。大事な人のための冒険、みたいなテーマがこのシリーズの魅力だなって改めて感じます。 ただ登場人物が増えてきたから、時々「あ、この人誰だっけ?」ってなっちゃうのが難点。前巻の内容もう忘れちゃってたので、読む前に軽くおさらいしておけば良かったかな。 それでも十分楽しめる一巻です。次も続き気になります。
2026年03月01日
デルフィニア戦記、マジで面白い!新装版が出たということで手に取ってみたんですけど、一気読み確定のやつですね。 主人公ウォルと少女リィが王座を奪還するために旅するっていう王道的なファンタジーなんですが、その過程で出会う仲間たちのキャラが本当に魅力的。山の民とか、志を同じくする仲間たちとか、一人ひとりにちゃんと背景があって引き込まれます。 何より驚いたのは戦闘シーン。圧倒的な戦力差という絶望的な状況で、少女リィが取る奇策とか、その後の展開とか、予想の斜め上を行ってくるんですよ。ページをめくる手が止まりません。 累計350万部超って納得。ラノベとか漫画ばっかり読んでる自分でも、これは本当に引き込まれました。文庫サイズなのも読みやすいし、気軽に楽しめるファンタジーとしては最高だと思う。大学院の息抜きに最適な一冊でした。続きが気になって仕方ない。
タイトル
読書状況
評価
感想
ネタバレを表示しますか?
この感想には物語の内容に関するネタバレが含まれている可能性があります。