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認識と言語の理論(第2部)新装版

認識と言語の理論(第2部)新装版

三浦つとむ 勁草書房 2002年5月1日

感想

認識と言語がどのように相互作用するのかについて、ここまで体系的に論じた著作に出会うのは稀だ。この第2部では、前半の議論をさらに深掘りし、言語が単なるコミュニケーションの道具ではなく、我々の認識枠組みそのものを構成する存在であることが説得力強く論証されている。 新社会人として実務に携わる中で気づかされることが多い。日々のレポートや報告、プレゼンテーションで、いかに言葉の選択が思考を制限あるいは拡張させるか。その問題意識が、この本を読む際の深い理解につながった。著者の精密な議論は時に難しいが、じっくり向き合う価値がある。 何度も読み返すことで初めて腑に落ちる部分も多く、その過程すら知的な喜びになっている。理論書としての完成度の高さはもちろん、読者に思考の転換を促す力がある。人文書の本質的な役割を果たしている傑作だと確信している。新装版で手に取りやすくなったのは大きな利点だ。

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