れんの本棚
感想

話題になっていたので手に取ってみました。確かに爆笑エッセイという触れ込みは伊達ではなく、小学生時代の武勇伝や著者本人が経験したインド珍道中など、クスッと笑える場面は随所にあります。 ただ、率直に言って想像していたほどのインパクトはありませんでした。テンポよく次々と話題が切り替わっていくので読みやすいですし、丁寧に描写されている部分も多いのですが、どの話も「なるほど、面白いですね」で終わってしまう感じ。本気で笑わせられたり、ぐっとくる瞬間が少ないというか。 巻末の周防正行さんとの対談は、本編よりも興味深く読めました。そこで語られる創作の話や人物像の方が、むしろ本編より味わい深いというのは少し皮肉です。 文庫化で新しく買う層も多そうですが、期待値をそこまで高めずに気軽に読むのが正解かもしれません。通勤時間の気分転換には十分なレベルです。

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