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ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記

ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記

遠藤 和 小学館 2026年6月5日

感想

映画化されて話題になったこの作品、文庫化を機に手に取ってみました。正直なところ、こういった感動系の実話には懐疑的なタイプなんですが、これは違いました。 ステージ4という絶望的な状況下で、それでも前に進もうとする二人の選択と、それを支える揺るがない愛情が、押し付けがましくなく自然に伝わってくるんです。特に娘さんが後年に寄稿された部分は秀逸。親の愛の形を子どもの視点で改めて見つめ直す切実さがあります。 会社員として仕事に追われていると、つい人生の重要なものを見落としがちです。この本を読むと、家族との時間がいかに貴重か、限られた時間の中でどう向き合うべきかが胸に迫ってきます。重くなりすぎず、むしろ前向きなエネルギーに満ちているところが良い。 感動話というより、人生について考え直すきっかけをくれる一冊。仕事で疲れた心が少しリセットされました。同年代の男性にこそ読んでほしい作品です。

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