hiroの本棚
イタリアからの警告

イタリアからの警告

ヴィズマーラ恵子 ワック 2026年2月26日

感想

政治経済系の本って、たまに読むと視点が広がるのかなって思うんですが、この本はちょっと微妙でした。イタリアの現状を日本と結びつけるという企画自体は興味深いんですけど、読んでいて「え、これどういうこと?」って引っかかる部分が多くて。 著者の実体験に基づいているという点は好感が持てます。実際にイタリアに住んでるからこその視点があるんだろうなっていうのは伝わってくる。でも、読み進めるにつれて、主張が少し一方的というか、複雑な問題をシンプルすぎる図式で説明されている感があって。中国や移民問題って、そんなに単純じゃないじゃないですか。 新書という形式だから、ある程度はコンパクトにまとめる必要があるのかもしれません。ただ、もう少し異なる観点からの意見も入っていたら、もっとバランスの取れた内容になったんじゃないかなって思います。気軽に国際政治を学びたい人には入門書としていいかもしれないですが、深掘りを期待すると物足りないかも。