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ひだまりのストリート・ピアノ

ひだまりのストリート・ピアノ

河邉 徹 PHP研究所 2026年2月19日

感想

ショッピングモールのピアノって、実生活でもたまに見かけますよね。そういう身近な設定だったので、つい手に取ってしまいました。 物語は一台のピアノを中心に、色々な人生が交差していく構成。各登場人物の悩みや背景が丁寧に描かれていて、読んでいて「あ、この人の気持ちわかるな」って思える瞬間がいくつもありました。特に子育ての話題や、世代を超えた人間関係の繋がり方がリアルで良かった。 ただ、正直なところ、ストーリー全体としては想像の範囲内というか、予想通りに進んでいく感じは否めません。温かい話ですし読みやすいんですけど、何か心に強く引っかかるものはなかったというのが本音。気軽に読むには十分満足できる一冊だけど、深く考えさせられたり、読み終わったあとも忘れられない...みたいなインパクトは欲しかったかな。 短編集みたいなテンポの良さが好きな人や、ほんわかした話が好きな人にはぴったり合いそうです。私も楽しく読めましたし、悪くない一冊ですよ。