ゲド戦記の全セットを手に取ったのは、昔から気になっていたファンタジーの傑作をちゃんと読んでみたかったから。美装ケースセットということで、ちょっと奮発して買ってみました。 読んでみた感想としては…う~ん、期待値との差がちょっと出ちゃった感じです。アースシーという世界観は確かに魅力的で、ゲドというキャラクターも深みがあるんですけど、全7冊を通して読むとなると、テンポの波があるというか。盛り上がる部分もあれば、進みが遅く感じるエピソードもあって、最後まで引き込まれっぱなしという感じではなかったんです。 ただ、物語としての完成度は高いと思います。特に後半になると、哲学的なテーマが深く掘り下げられていて、「あ、ここはすごいな」って感じる瞬間もありました。新書版というのも読みやすくて良かったです。 ファンタジー好きなら確実に読む価値のある作品ですし、セットで揃えるのはいいと思います。ただ個人的には、もうちょっと引き込まれ方が強かったら…という感じですね。
最近登録された他の本の感想
2026年06月01日
友人が通関士試験の勉強を始めたってことで、どんな参考書を使ってるのか興味本位で見せてもらいました。正直、僕の専攻とは全然違う分野なんですけど、せっかくだからこの過去問題集をパラパラめくってみることに。 出題傾向がしっかり分析されていて、過去58回分の試験から重要な論点を厳選してるのは良さそう。最新の法令改正に対応してるってのも、実際に試験対策に使う人にとっては安心できるポイントだと思います。第59回の最新問題も掲載されてるから、時代に取り残されない感じ。 ただ、僕みたいな部外者が見ると、問題と解説はちょっと淡々とした印象。もちろんそれが学習参考書としては正しいスタイルなんでしょうけど、初心者がゼロから学ぶには別途で基礎講座とか基本書が必要かもって思いました。すでに基礎知識がある人なら十分活用できそう。 試験対策に特化した、実用的だけどポイントは無難な一冊という感じです。
2026年06月01日
ミステリ好きな友人に熱く勧められて手に取った一冊です。正直、600ページ超の上巻を読み切れるか不安だったんですけど、一気読みしちゃいました。 舞台は1955年のイギリスの小さな村。家政婦の不可解な死から始まるこの物語、クローズドサークル的な雰囲気がたまりません。登場人物たちの関係性が複雑に絡み合っていて、誰が犯人なのか全然見当がつかない。読んでいる最中も「あ、もしかしてあの人?」って何度も考え直されられます。 何より魅力的なのは名探偵アティカス・ピュント。病を抱えながらも鮮烈に推理を進める姿が本当に素敵。シャーロック・ホームズへのオマージュを感じさせながらも、全く違う個性を持っています。 上巻の終わり方も秀逸で、すぐ下巻が欲しくなっちゃいました。ページをめくる手が止まらなくなる、まさに現代ミステリの傑作だと思います。
2026年06月01日
この15巻、ほんと面白かった!シリーズを追ってきた身としては、多聞くんの心の揺らぎが丁寧に描かれていて、キャラの成長がちゃんと感じられるんですよね。 木下さんに恋人ができたかもって話から始まるこのエピソードは、多聞くんの嫉妬心がこんなに可視化されるんだって思いながら読んでました。そして紅白に向けた合宿が始まるとわかった時点で、「あ、これ絶対何か起こる」って確信しましたw X-ReaLとのコラボって…推しグループ同士が一緒になるとか、ファン心をくすぐられます。 特に印象的だったのが「なりたい自分になることは『ウソ』なのか?」っていうテーマです。こういう深い問いを、エンタメ漫画として楽しみながら考えさせられるバランスが本当に好き。うたげも参戦して、さらに話が複雑になってくのかなって期待してます。 恋模様も動きが出るって書かれてたし、次巻が気になって仕方ないですね。気軽に読める漫画かと思いきや、実は結構考えさせられるところもあって、その魅力にハマってます。
2026年05月06日
杏さんの本を手に取ったのは、パリという響きに惹かれたからなんだけど、開いてみたら想像以上に温かくて引き込まれました。3人の小さな子どもたちを連れてのパリ旅行って、正直大変そうだなって思ってたんです。でも読んでいくと、その大変さよりも、子どもたちの予期しない成長や、親としての柔軟性の大切さが丁寧に綴られていて、すごく素敵だなって感じました。 特に、飛行機に乗るだけで一大事という日常的なエピソードが、すごくリアルで親近感が湧きました。育児って本当にそういう小さなハードルの連続なんだよなって改めて思わされます。パリの風景描写も素敵だし、子どもたちが公園で遊ぶ様子とか美術館での反応とか、そういった何気ないシーンが本当に良くて。 完璧な育児ガイドじゃなくて、ありのままの家族の物語だからこそ、読んでいて心が軽くなりました。いつか自分も子育てするかもしれないけど、こんなふうにチャレンジできる親になれたらいいなって思える一冊です。
2026年05月06日
SNSで何度も見かけていたので、ついに書籍化されたんだ!と思わず手に取ってしまいました。 新婚生活から妊娠・出産までの時間って、実は結構大変なんだなあというのが率直な感想。夫婦の間に生じるほんの少しのズレって、日常の中ではなかなか気づきにくいけど、この本を通して見ると「あ、あるある」って共感できる部分がいっぱい。特に妊娠中の心身の変化と、パートナーとのコミュニケーションのギャップは本当に興味深かった。 マンガ形式だから読みやすいし、笑える場面と胸がキュンとなる場面のバランスが絶妙です。むしろ将来子どもを持つ予定の人だけじゃなく、今を大切にしたい全ての人に読んでもらいたい。二人がどうやって困難を乗り越えていくのか、その過程が温かくて本当に素敵。ブログでずっと応援してた人はもちろん、初めての人にもおすすめできる一冊です。読んでて自分も何だか幸せな気持ちになれました。
2026年05月06日
話題の芥川賞受賞作ということで、図書館で借りてみました。正直なところ、かなり衝撃的な内容です。身体改造という一見マイナスに見えるテーマなのに、主人公ルイの視点から読むと、それがどれほど純粋な自己表現なのかが伝わってきます。 登場人物たちの関係性がすごく複雑で、恋人アマとの間に入るシバさんという存在が、単なる悪役ではなく、ルイを惹きつける何かを持っている。その引力に吸い寄せられていく心理描写が本当に上手いなと感じました。 ページをめくる手が止まらなくなるほどの没入感があって、短編のようにコンパクトながらも、人間の欲望や執着みたいなものが凝縮されている感じ。読後は思わず深呼吸してしまいました。 重いテーマを扱いながらも、決して説教的じゃないところが良いです。読む人によって感じ方が変わるだろうし、そういう奥深さがあるから受賞したんだろうなと納得できました。もう一度読み返してみたい作品です。
2026年04月06日
読み始めたら一気読みしてしまいました。大阪万博という時代背景が効果的に使われていて、懐かしさと新鮮さが同時に感じられるのが素敵です。 叶わなかった恋という普遍的なテーマなのに、ここまで引き込まれるのは著者の筆力の素晴らしさだと思います。主人公の心情描写が本当に丁寧で、自分の人生と重ね合わせて考えてしまう部分がたくさんありました。特に、もう一つの人生を想像する場面では、思わずページを止めて考え込んでしまったくらい。 恋愛小説というと甘ったるいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、これはそんなことはありません。恋の痛みと人生の重み、そして時間の経過とともに変わっていく気持ちが、すごくリアルに描かれています。 学生の今だからこそ、こうした作品の深さが響く気がします。大人になったら、また違う視点で読み返してみたいな、そう思わせる本に出会えてよかった。本当におすすめです。
2026年03月31日
メキシコの地図ということで、旅行の計画立てに使えるかなって思って手に取ってみました。National Geographicなので、デザインや情報の質は申し分ないです。地形や主要都市、観光地がしっかり記載されていて、メキシコへの旅を考えている人には実用的だと思います。 ただ、正直なところ、今ってGoogle Mapsとか旅行アプリで大体の情報は手に入っちゃうんですよね。だから「地図として買う価値があるのか」って考えると、ちょっと微妙な感じ。紙の地図ならではの良さもあるんだろうけど、私のような気軽に旅情報を集めるタイプには、すこし物足りない印象でした。 メキシコへ本気で旅行を計画している人や、紙の地図が好きな人には良いと思うけど、私には「あればいいかな」くらいの感じです。デジタルと紙のどちらかで十分かな、というのが正直な感想ですね。
2026年03月31日
最初は「神が脱走」って設定だけで、ちょっと変わった話だなって軽く考えてたんですけど、読み始めたら一気に引き込まれました。隠蔽された真実が少しずつ明かされていく過程が、すごくうまい。 集落という限定された空間の中で、人々の思惑が絡み合って、ある種の集団狂気が生まれていく様子がリアルで怖い。神という存在が何を象徴しているのか、読んでいて考えさせられました。儀式の失敗から始まる事変って、本当は何なのか、登場人物たちの証言を読み比べるのが面白くて、一気読みしちゃいました。 設定は奇想的なんですけど、人間関係や心理描写がしっかり描かれているから、すごく没入できます。「ハルネの集い」と集落民の衝突も、単純な対立じゃなくて、複雑な事情が背景にあるのが興味深い。 エッセイ的な要素もあるらしいから、単なる小説としてじゃなく、何か考えさせられる作品を読みたい人にもおすすめです。独特の世界観にハマる一冊だと思います。
2026年03月30日
直木賞受賞作ということで手に取ってみたんですが、想像以上に引き込まれました! 全国を放浪して故人を悼む坂築静人という、一見変わった主人公の行動を通して、「生と死」「愛と僧しみ」について考えさせられます。静人と彼を取り巻く人々——記者、母親、そして亡き夫に取りつかれた女——それぞれの視点から物語が描かれていくのがすごく面白い。複雑に絡み合ったストーリーなのに、読んでいて自然とページをめくる手が止まりませんでした。 特に印象的だったのは、死という重いテーマを扱いながらも、どこか温かさがある点。重すぎず、でもちゃんと考えさせられるバランス感覚が素晴らしいと思います。上巻ということで続きが気になるところですが、このまま下巻も読む予定です。 気軽に小説を読むのが好きな私でも、たまにはこういった深めの作品を読むのっていいなって改めて感じました。直木賞受賞作の名に恥じない、本当に良い一冊だと思います。
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