一郎の本棚
戦国小町苦労譚 黒鉄の馬と次代の萌芽(19)

戦国小町苦労譚 黒鉄の馬と次代の萌芽(19)

夾竹桃 / 平沢下戸 株式会社アース・スター エンターテイメント 2026年3月13日

感想

シリーズ19巻目ということで、正直なところ途中から入ると大丈夫かな?と不安でした。でも前作までのあらすじがしっかり整理されていたので、スムーズに物語の世界に入ることができました。 この巻は信長の天下統一が進む中で、静子というキャラクターが九州の島津家との会談に臨むという展開。歴史冒険小説として、その時代の政治的緊張感がうまく表現されていると感じました。新社会人の僕にとって、様々な立場の人間が絡み合う交渉シーンは、実務的な視点でも参考になる部分が多かったです。 描写が細かく、登場人物たちの心理描写も丁寧。ただ全19巻という長編だからこそ、初心者には少し入り口が高いかもしれません。ですが、物語の完成度の高さとキャラクターの魅力を考えると、シリーズを一から追う価値は十分にあると思います。歴史好きな方はもちろん、人間ドラマが好きな方にも強くおすすめできる一冊です。

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