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最近登録された他の本の感想
2026年08月14日
同じシングル女性として、どんなことが書かれているのか気になって手に取ってみました。正直なところ、期待していたほどではなかったというのが素直な感想です。 確かに、著者が指摘する社会保障の狭間や老後への不安といった問題は、他人事ではありません。私たちが直面する課題が実際に存在することは理解できます。ただ、読んでいて感じたのは、問題提起に留まっているということ。深掘りが足りないというか、「こういう大変なことがあるんですよ」という説明に終わってしまっている感じがしました。 また、収録されている当事者の声は参考になる部分もありますが、全体的に暗い話題ばかり。もう少し前向きな視点や、実際に工夫している人たちの工夫の話など、バランスの取れた内容だったら良かったなと思います。 新書らしくコンパクトにまとめられているのは良いのですが、問題が複雑だからこそ、もっと掘り下げた一冊があれば、より心に響くんじゃないでしょうか。
2026年08月14日
娘の書棚にあったこの本、タイトルが変わっていたので何気なく手に取ったんです。読んでびっくり。こんなに心がときめく言葉がぎゅっと詰まった作品があるんだなって。 嶽本野ばらさんのデビュー作だそうですが、もう本当に素敵な表現ばかり。乙女心だとか、自分らしさだとか、そういうテーマなんでしょうけれど、66歳のおばあちゃんが読んでも、何だか自分の若い頃のきらめきを思い出させてくれるんです。若い時代にこんな本があったら、もっと違う人生だったかなあなんて考えちゃいました。 文章が本当に美しくて、ページをめくるのが楽しい。難しい言葉もありますが、それでも読み進めたくなる引力があります。ちょっと疲れた日に手に取ると、心が洗われるような気分になりますね。 人生経験を重ねてからこそ、この作品の良さがわかるのかもしれません。若い人たちにはもちろん、人生の折り返し地点を過ぎた世代にもお勧めしたい、素敵な一冊です。
2026年08月03日
図書館で話題になっていたので、つい手に取ってしまいました。最初は子ども向けのファンタジーかと思ったのですが、読み進めていくうちに、大人の私たちが抱える「生きづらさ」について、こんなに深く向き合った作品だったんだと気づきました。 鏡の向こうの不思議な城で出会う七人の少女たち。みんな学校という場所で心が折れてしまった子どもたちなのですが、その描写がとても丁寧で、読んでいて胸が痛くなりました。でもね、この本が素晴らしいのは、そこからなのです。絶望的な状況の中で、少女たちがどうやって少しずつ前に進もうとするのか。その過程が本当に温かくて優しい。 最後の仕掛けには驚きました。「なるほど、そういうことだったのか!」と思わず声が出ました。決して説教的にならず、読者の心にそっと寄り添うようなストーリーテリングが秀逸です。年代を問わず、困っている誰かの力になれる本だと思います。パートの休憩時間に一気読みしてしまいました。
2026年07月25日
図書館で見かけた愛蔵版、あの表紙の美しさに思わず手に取ってしまいました。金箔が光る豪華な装丁に、もう開く前からときめいてしまいます。 物語は京都を舞台にした、なんともユニークなラブストーリー。主人公の「黒髪の乙女」を求める青年の奮闘ぶりがね、本当に楽しい。森見登美彦さんの描く京都の街は、どこか不思議で、現実とファンタジーが混在したような世界観。読んでいて、思わず笑ってしまう場面がいくつもあります。 何より素敵なのは、この本の持つ温かみ。若い人たちの恋愛模様を追いながらも、人生を肯定する優しさが随所に感じられるんです。年を重ねた私だからこそ、そういう言葉の端々に心がほっこりするんだと思います。 愛蔵版は函入りで、本当に大切に手元に置きたくなる仕上がり。記念に手に入れるなら、こういう特別な版で読むのが正解だと感じました。何度でも読み返したくなる一冊です。
2026年07月20日
昭和という時代を四人の主人公たちの人生を通して描くこの作品、第三部まで読み続けてきた甲斐がありました。戦後日本の激動の中を、司法、実業、報道、娯楽という異なる道を歩んだ彼らが、どのようにして時代と向き合っていくのか。その様子が本当に生き生きと伝わってくるんです。 特に、正義感に燃えて汚職や公害に立ち向かう検事の姿勢には、つい応援したくなってしまいました。パート仕事の合間に読んでいると、彼らの真摯な生き方が心に沁みてきます。 この最終部では各人物の人生が大きく動く場面が続き、ついつい夜更かししてしまいました。昭和という時代が本当に何だったのか、その答えがこの巻でようやく見えてくるような感じです。長編を読み続ける楽しさをあらためて感じさせてくれる作品。ぜひ最初から読んでみることをお勧めします。
2026年07月19日
孫が受験勉強で悩んでいる話を聞いて、この本を手に取ってみました。ジュニア版ということで、大人が読んでも十分に考えさせられる内容ですね。 「手紙屋」からの十通の手紙を通じて、勉強の本当の意味が丁寧に解き明かされていきます。受験生向けのハウツー本かと思ったら、そうではなく、人生全体を見つめ直す力強いメッセージがこもっていて驚きました。 特に印象深かったのは、努力の先にあるものについての描き方。夢を実現するための方法論だけでなく、どう生きるかというもっと根本的な問いかけが随所に出てきます。こういう話こそ、若いときに読んでおくといいなあと感じます。 挿絵も世界観を盛り立てていますし、読みやすさも工夫されています。私たちの年代が読んでも、人生経験を重ねたからこそ響く部分がきっとあると思いますよ。孫への贈り物にも、そして自分自身への忘れていた大切なことを思い出させてくれる一冊として、気軽におすすめできます。
2026年07月18日
定年を迎えた男性の戸惑いと葛藤を描いた作品ですね。仕事がすべてだった人が、急に時間を持て余してしまう、その不安感がよく伝わってきました。年を重ねた私たちにとって、他人事ではないテーマです。 主人公の田代さんの苦悩は現実的で、共感できる部分がたくさんあります。特に妻との関係性が微妙なところが、この世代の夫婦の実態をうまく表現しているなと感じました。ただ、話の進み方がやや単調で、もどかしい気持ちで読み進めることになります。 新しい生き甲斐を見つけるまでの過程は、私たちの世代にとって大切なテーマなのですが、描写が物足りないように感じてしまいました。もう少し明るさや希望が見えていると、読んでいて気が楽になったかもしれません。 決して悪い作品ではないのですが、可もなく不可もない、という印象で残りました。ベストセラーということなので、多くの人の心に何かしら響く部分があるのでしょう。読んでよかったとは思いますが、特に心に残る表現や場面があったかと言うと…ちょっと物足りません。
2026年07月10日
孫がIT関係の仕事をしているので、どんな勉強をしているのか興味を持っていた時にこの本を手にしました。正直なところ、専門用語が難しくて最初は戸惑いましたが、読み進めるにつれて、ものづくりの現場がいかに体系的に進められているのかが見えてきて、とても興味深かったです。 CMMIモデルというのは、エンジニアリング開発を効率よく進めるための道筋なんだと理解しました。こういう枠組みがあることで、プロジェクトがしっかり管理されるんですね。孫の仕事も、この本に書かれているような厳密なプロセスの中で行われているのかと思うと、ちょっと尊敬の気持ちが湧いてきました。 完全に理解できたとは言えませんが、それでも充分に読む価値はあります。技術者の方はもちろん、私みたいに周囲の人の仕事をより深く理解したいという方にもお勧めできると思いますよ。孫との会話も弾むようになりました。
2026年07月06日
孫がいつも見ているアニメの本だと聞いて、試しに手にとってみました。正直なところ、仮面ライダーなんて自分には関係ないだろうと思っていたんですが、読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。 主人公の宝太郎という青年が、新しい脅威に立ち向かう姿が本当に生き生きと描かれていて、応援したくなるんです。錬金術という不思議な世界観も、難しすぎず楽しく読めます。何より、仲間たちとの絆や信頼関係が随所に感じられて、そういう人間らしい部分が私の心に響きました。 アニメを知らなくても大丈夫だと思いますが、ファンならきっと大満足でしょう。孫に「おばあちゃんも読んだよ」と報告したら、すごく喜んでくれました。年齢に関係なく、冒険と友情の物語は素敵だと改めて感じた一冊です。
2026年07月01日
アラビアン・ナイトの8巻目に到達しました。もう何十年も前に読み始めた物語なので、今回も懐かしさと新鮮さが同時に押し寄せてきます。 この巻も、次々と現れる不思議な話の数々に引き込まれてしまいました。異国の世界観、魔法めいた出来事、人間関係のドラマ——どれもが絶妙に編み込まれていて、パート勤務で疲れた体を癒すのにぴったりです。平凡社の文庫版は読みやすく、毎晩寝る前に数話読むのが習慣になってしまったほど。 特に今巻の登場人物たちの機知あふれる会話や、予想外の展開の連続に何度も笑ってしまいました。若い頃とは違う角度から物語が見えるようになったのか、以前気づかなかった面白さが随所に感じられます。 こういう昔からある物語が、時代を超えても色褪せず、むしろ読むたびに味わい深くなっていく——それが古典の素晴らしさなのだと改めて実感しました。残りの巻も楽しみです。
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