文子の本棚
どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

みうら じゅん / リリー・フランキー 新潮社 2021年4月26日

感想

表紙の大らかなタイトルに惹かれて手にしてみました。死を見つめることで人生が軽くなるという考え方は、私たちの年代にはとても身近なテーマだと思うんです。 ただ、読んでいてちょっと引っかかるところが多くてね。下ネタやダジャレをまじえた軽妙な語り口は確かに楽しいんだけれど、その裏にある本当のメッセージが、私には少し浅く感じられてしまいました。「人生とは」「運とは」という大切なことについて語る時に、もっと腰を据えた思考がほしかったというか。 それぞれのテーマが短くぶつ切りなので、読んでいて心に残るものが少ない。お金のこと、結婚のこと、仕事のことなど、興味深い話題がたくさんあるのに、どれも少し物足りないんです。もう少し深掘りしてくれたら、きっと違う読後感になったんだろうなと思います。 軽く読めるエッセイをお探しでしたら、こちらもいいかもしれませんが、人生について本当に考えたいという方には、別の本をおすすめしたいですね。

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