どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

みうら じゅん / リリー・フランキー

出版社:新潮社 出版年月日:2021/04/26

新潮社 | 2021/04/26

4.67
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

40歳になって思い当たることが多い。仕事や人間関係で悩むたびに、結局のところ何に執着してるのかと考えるようになったんです。この本はそういう疑問に、ユーモアと妙な説得力で答えてくれました。 下ネタやダジャレが満載という時点で構えてしまったのですが、読み進むうちにそれらが単なるギャグではなく、生きることの本質に迫る手段だったんだと気づかされました。「死ぬ」という事実から逆算して人生を考えるという視点は、新しいようで実は昔からあるものですが、著者たちの語り口がこんなに軽やかだと、ああもう余計な心配してたんだなって思える。 教員の立場からすると、生徒たちに「人生は何か大きな目的を持つべき」と説かれることの危険性について書かれている部分が特に響きました。その先にある自由さ、気軽さ。仕事を「暇つぶし」と割り切る勇気も、実は人生をちゃんと生きるコツなのかもしれません。 才人ふたりの会話を読むような感覚で、気軽に手に取れるのが何より良い。もっと若い時代に読んでいたら、また違う感想を持ったと思いますが、今のタイミングで出会えて本当によかった。

感想

死について真正面から向き合うことで、人生が少し軽くなるという視点が新鮮でした。タイトルの何ともぶっきらぼうな表現が気になって手に取ったのですが、読んでみると、下ネタやダジャレを交えながらも、お金、結婚、仕事といった人生の根本的なテーマについて、とても誠実に考察されていることに驚きました。 才人ふたりの掛け合いのような構成になっており、重いテーマを扱っているのに読みやすく、思わず頷く部分が多くありました。特に「人生の本業は暇つぶし」という考え方は、家事に育児、日々のやることに追われている身としては、一種の解放感を与えてくれました。完璧さを求めすぎず、もっと気軽に人生を楽しもうという勇気をもらった気がします。 ただ、章によっては抽象的な部分もあり、より具体的な例があればさらに腑に落ちたかなという思いも。それでも、人生観を少し柔軟にしてくれる良質なエッセイとして、じっくり読む価値のある一冊だと感じました。

感想

新社会人になって数ヶ月、仕事のことばかり考える日々が続いていました。そんな時に出会ったのがこの本です。 タイトルだけ見ると暗そうに思えるかもしれませんが、実際に読んでみると全く違います。「死」という究極の事実を軸にしながら、お金、結婚、仕事といった人生の大事なテーマについて、ユーモアを交えて語られていく。下ネタやダジャレといった一見ふざけたネタの中に、ちゃんと考え抜かれた人生哲学が隠れているんです。 特に「仕事は人生の本業ではなく暇つぶし」という考え方には、思わず笑いながらも、どきっとさせられました。現在進行形で仕事に向き合っている自分にとって、この視点はすごく気が楽になります。 このタイミングで読めて本当に良かった。人生について考え直すきっかけをくれた一冊です。エッセイ的な軽さと、ちゃんとした思考が上手く融合した、とても素晴らしい作品だと思います。

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