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どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

みうら じゅん / リリー・フランキー 新潮社 2021年4月26日

感想

この本を手に取ったのは、タイトルの何ともぶっきらぼうな言い方に惹かれたからです。「死ぬ」という重いテーマを、ここまで軽く、でも誠実に扱った本は珍しい。 著者たちが展開する人生観は、正直なところ最初は戸惑いました。仕事は「人生の本業ではなく暇つぶし」だなんて。でもページを重ねるうちに、その言葉の奥行きが見えてくる。死という終わりを見つめることで、今この瞬間の価値観が反転する。そういう静かな驚きが随所にある。 下ネタやダジャレが随所に出てきますが、決して無意味ではなく、肩肘張らない語り口の中でこそ、本当のことが言えるんだという工夫に気づきます。64年生きてきた身からすると、「人との縁が運をもたらす」「大きな目的を持つのは危険」といった指摘は、人生経験が裏付けになるのか、妙に腑に落ちる。 もやもやした人生観を整理したい方には、特にお勧めです。完全に同意できなくても、考え直すきっかけになるはずです。

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