文子の本棚
感想

文庫本で手軽に読める怪異ミステリーということで、気になって手に取ってみました。正解でした! 福来あざみという女子大生が、怪異を調査する都市伝説解体センターで働くようになるというお話なんですが、登場人物がみんな個性的で魅力的。センター長の廻屋渉の謎めいた雰囲気もいいですし、先輩のジャスミンとのやり取りも楽しくて、くすっと笑ってしまうシーンもたくさんあります。 怖い要素もちゃんと入っているんですが、変に怖がらせようとしたり不快感を与えたりするようなことがなくて、私たちの世代でも安心して読めるのが嬉しいですね。都市伝説というテーマも親しみやすいし、一つ一つの事件が短めにまとまっているから、朝の支度の前や仕事の休憩時間にもちょうどいい長さです。 最後までページをめくる手が止まりませんでした。こういう気軽に楽しめるミステリーもいいものです。続編があったらぜひ読みたいな。

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